2004年3月のマーケット概況

2004年3月のマーケット概況

海外金相場

月初、398$/oz付近でスタートし、ドルが対ユーロで上昇したことを背景に3日に一時3ヶ月ぶりの安値となる388$/ozまで下落しましたが、これが月間最安値となりました。その後、5日には米国雇用統計が予想を大きく下回り、米国の景気に対する不透明感から相場は上昇に転じ400$/ozを回復し、月の半ばまで400$/ozを挟む展開が続きました(欧州の各国中央銀行による金売却に関する協定の更新が合意されましたが、内容が予想の範囲内であったことから相場への影響はほとんどみられませんでした)。しかしながら、12日のスペインのマドリードでの列車爆破テロ、そしてこのテロがアルカイダによる公算が強くなったことや、未だ頻繁に発生するイラクでのテロ、そしてイスラエルがハマス創始者ヤシン師を殺害したことなど、テロに対する懸念や地政学的リスク等で金は資金の逃避先として買われ、31日には、今年1月に付けた430$/oz付近に迫る428$/oz付近まで一気に上昇して月を終わりました。

為替相場

月初109円/$台でスタートし、前半は投機筋によるドルの買い戻しが強まり、8日には5ヶ月ぶりの112円/$前半まで上昇しました。しかしその後、テロに対する懸念が広がったことや、「本邦通貨当局の介入姿勢に変化」との報道が伝わると、マーケットの間での介入警戒感の弱まりを背景にドル円は一気に下落し、ストップロスを次々巻き込みながら、31日には4年ぶりとなる103円40銭/$まで円高が進み、取引を終了しました。

国内金価格

月初、1,448円/g(消費税別)でスタートし、10日には1,488円/g(消費税別)の月中最高値をつけましたが、その後中旬過ぎまでは、 1,450円/g(消費税別)を挟んで小幅な値動きでの展開が続きました。下旬にかけては、再び1,480円/g(消費税別)台を付け、31日には 1,480円/g(消費税別)で月を終了しました。

ページトップ