2006年6月のマーケット概況

2006年6月のマーケット概況

海外金相場

月初630$/oz付近からのスタートとなりましたが、FOMC議事録をめぐって6月末の同委員会で利上げが継続されるとの観測の台頭や、6日のバーナンキFRB議長によるインフレ警戒発言などを受けて金はじり安局面が続き、9日にはザルカウィ容疑者殺害の報や、米失業率の低下などを受けて613ドル台まで下落しました。 14日にはドル高や原油安を背景に売り込まれて600$/ozの大台を割り込むと、この段階でストップ・ロスの売りを巻き込んで、3月下旬以来の安値圏となる560$/ozまで一気に急落しました。 中旬以降は一転、ここまでの安値を消す動きとなり、原油相場の上昇や北朝鮮のミサイル発射をめぐる懸念、またユーロが対ドルで堅調に推移したことが金の支援材料となり徐々にレンジを切り上げました。29日のFOMCでは事前予想通り0.25%の利上げが決定されたものの、今後の利上げ動向については当局が否定的な見解を示したことから金利先高感が後退、同日ニューヨーク市場で590$/ozを回復すると翌30日の東京市場では600$/ozの節目を回復して今月の取引を終えました。

為替相場

月初112円/$台半ばからスタートし、2日には米国5月雇用統計が事前予想の半分にも満たない結果となり111円台半ばまで急落しました。しかしその後はFRB幹部の追加利上げを示唆する発言等から円売り優勢の流れとなり、7日には114円台半ばまで強含みました。中旬は米国経済指標が軒並み強い数字となったことや、日本株の下落局面からドルが上昇し、16日には115円台前半までドルが買われました。下旬に入ってからは揉み合いの展開となりましたが、注目されたFOMCで利上げ休止の可能性が示唆されたことからドル売り優勢の流れとなり、月末にかけては114円台前半まで下落して今月の取引を終えました。

国内金価格

月初2,467円/g(消費税込み)でスタートし、上旬は2,400円/g台半ばから2,300円/g台半ばで推移していましたが、ドル高・原油高などを背景とした海外相場の急落を受けて14日には前日比179円/g安の2,170円/g(消費税込み)まで下落しました。その後は徐々に値を上げ、下旬には 2,300円/g台を回復し、月末30日には2,358円/g(消費税込み)で今月の取引を終えました。

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