2008年5月のマーケット概況

2008年5月のマーケット概況

海外金相場

月初海外相場は、大幅下落してスタートしました。ドルがFRBの利下げ休止観測の高まりや米国株価上昇を背景に上昇した一方、原油先物がドル高や需要減退観測を眺めて下落するとインフレ懸念が後退して金は売りが膨らみ、COMEX6月限は、850.90ドルで引けました。翌週7日になると、ユーロ圏の小売売上高が予想外に弱い数字となったことや、FRB幹部の金利に関するタカ派的発言を背景にドルが上昇し、金は反落しました。その後、週末にかけて連日原油先物相場が過去最高値を更新すると、金もつられて買われる展開となりました。19日には、原油相場の高止まりによるインフレヘッジの買いが活発化して金は続伸し、21日には、中心限月終値ベースで約1ヶ月ぶりとなる928.60ドルと高水準で引けました。メモリアルデーによる休場明けとなる27日は、需要減退懸念による原油安やドル高を背景に手仕舞い売りが膨らみ、COMEX6月限は、907.90ドルまで大幅反落しました。下落の流れは29日まで続きましたが、月末30日は、原油相場上昇による連想買いから891.50ドルで取引を終えました。

為替相場

月初、104円半ばから103円台で推移しましたが、翌2日に発表された雇用統計が市場予想を上回る結果となると、ドル円は1円近く上昇し、105円後半で週を越えました。翌週は、原油相場が連日過去最高値を更新したことで、企業業績や個人消費の先行き懸念が高まったことや、米国AIGの赤字決算を背景に米国株式市場が低迷したことで、ドル売り優先の展開が続き、週末には、102円半ばまで下落しました。12日の週は、米国小売売上高が底堅い内容となったことや、原油相場の反落を眺めて米国株価が好調に推移し、ドルも堅調に展開し、一時、105.45円の高値をつけました。その後、米国株価の下落や米国住宅市場の悪化、FRBによる成長率見通し引き下げを受けてドル売りが優勢となり、104円を挟んだもみ合いの展開となりました。26日の週は、需要減退懸念による原油安を背景にドル円は、105円台まで切り返しました。その後は、堅調な株価に支えられて104円台半ばで推移し、29日に第1四半期の米国GDP改定値が上方修正されると更に値を上げ、3ヶ月ぶりの高値となる105.88円を記録し、そのまま月の取引を終了しました。

国内金価格

月初、3,103円/g(消費税込み)でスタートし、その後中旬までは、3,100円を挟む展開が続きました。下旬に入り3,200円台に乗せると、22日には、月間最高値となる3,270円/g(消費税込み)をつけました。その後は、3,200円台の相場が続き、月末30日には、やや値を下げ、3,195円/g(消費税込み)で月の取引を終えました。

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