2008年6月のマーケット概況

2008年6月のマーケット概況

海外金相場

月初、海外相場は、信用懸念再燃によるドルの反落や、ハリケーンシーズン到来を受けた石油製品の急伸を背景に、インフレヘッジとしての買いが優勢となり、COMEX8月限は、897.00ドルでスタートしました。その後、ドルが上昇し、原油先物が下落に転じると、金は下落し、875.50ドルまで値を下げましたが、6日には、原油相場の急騰や米国統計の悪化を受けて買いが先行し、COMEX8月限は899.00ドルまで切り返しました。翌週10日に米国利上げ観測の高まりからドル円が約3ヶ月ぶりに107円台半ばまで上昇すると金は大幅下落し、COMEX8月限は、871.20ドルまで値を崩しました。16日の週に入り、原油相場の上昇を背景に買い優勢の展開が続き、19日には、904.20ドルと約3週間ぶりに900ドル台をつけました。23日の週は、ユーロ・ドルの下落を嫌気した機関投資家からの大量の売りを背景に、887.20ドルまで値を崩しました。その後、FOMC声明で、早期利上げの可能性が後退し、ドルが対ユーロで下落すると、金は、915.10ドルまで急伸しました。その後、月末にかけて、小反落して月の取引を終えました。

為替相場

月初、S&Pによる米国金融大手3社の格付け引き下げや英国住宅金融大手の業績悪化見通しを受けて世界的に信用懸念が再燃してドル売り円買いが進み、ドル円は、104円台前半まで下落しました。しかし、同日FRBのバーナンキ議長が、ドル安への警戒感を示すと、5日には、今年2月28日以来の106円台半ばまで上昇しました。更に翌週は、一本調子で上昇する相場展開となり、約3ヶ月半ぶりに108円台を回復しました。16日の週は、上値の重い展開となりました。20日には、米国金融機関の経営不安や原油相場の高止まりからドルは売り優勢となり、107円台前半で、週を越えました。23日の週は、もみ合い後に急落する展開となりました。月末30日は、中国・温家宝首相のドル安定要請や、月末のドル需要などで上昇し、106円台前半で月の取引を終えました。

国内金価格

月初、3,195円/g(消費税込み)でスタートし、その後中旬までは、3,200円台を挟む展開が続きました。その後月末までは上昇トレンドが続き、28日には、3,358円/g(消費税込み)と、月間最高値をつけました。月末30日には、3,352円/g(消費税込み)で、月の取引を終えました。

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