2009年3月のマーケット概況

2009年3月のマーケット概況

海外金相場

米株価が続落したことや、1月の米雇用統計悪化等により安全資産としての金の魅力が高まり、6日の海外相場は914.30ドルで終了しました。世界的な景気後退懸念からドルが上昇したことを受けて金は利益確定売りに押され、10日の海外相場は1ヶ月ぶりに900ドル割り込んで895.90ドルで終了しました。その後、スイス銀行によるスイスフラン売り介入を受けた買いから値を切り上げたことや、米国債の最大保有国である中国の温家宝首相がドル資産の安全性に懸念を表明したことを背景に金は安全資産としての買いが優勢となり、週末13日は930.10ドルで取引が終了しました。18日は安全資産としての魅力が薄れたことで売り優勢となりましたが、引け後に連邦公開市場委員会が長期国債を今後半年間最大3000億ドル購入するとの声明を発表したことを受けてドル相場が反落し、海外相場は935.90ドルの高値をつけました。その影響にて20日は、終日利益確定売りの展開となりました。25日に発表された、米新築住宅販売統計が予想を上回る好調な内容だったことや、米株式市場が上昇後に下げたことなどが支援材料となり、上昇したもののその後反落。月末30日は917.70ドルで終了。ドル高を受けて投資家がリスク資産保有を削減したことなどが下落要因となりました。

為替相場

月初、欧州連合が東欧諸国への金融支援を拒否したことから、ユーロ売ドル買が進みドル円も値を上げました。その後、米金融機関の経営層からの業績回復を示唆する発言から米株価が上昇したことを受けて、リスク回避目的のドル買いが落ち着きを見せたことや年度末を控えてドル円は95円台へ下落しました。ガイトナー米財務長官が米ドルの基軸通貨としての地位低下を容認するともとれる発言をしたことで一時96円台への下落をみせたものの引き続き堅調な株価を背景にドル円で99円目前まで値を上げました。その後利益確定売目的等でのドル売りを受けて97円台で月の取引を終えました。

国内金価格

月初、月間最高値の3,150円/g(消費税込)でスタートし、徐々に値を下げ、11日には、月間最安値の3,012円/g(消費税込)をつけました。その後、月末までは、3100円を挟む展開が続き、月末31日には、3,048円/g(消費税込)で取引を終えました。

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