2009年4月のマーケット概況

2009年4月のマーケット概況

海外金相場

米サプライ協会が1日に発表した3月の製造業景況指数が前月から上昇したことを受けてNYダウは続伸したものの、3日発表の非製造業景況指数、雇用統計に対する警戒感が強まったことを背景に安全資産としての買い材料となり、1日の海外相場は927.70ドルで終了。その後、金融サミットを受けて景気の見通しが改善したことで安全資産としての魅力が薄れ3日には897.30ドルで取引が終了しました。2週目は、米景気の底打ち期待感からドル買いが優勢となり、貴金属は全般的に急落局面となりました。しかし、週央は安値拾いの買いや、リスク回避としての金が魅力材料となり、9日は883.30ドルで引けました。3週目は、ドル高と原油安を背景に、利益確定売りの動きとなりました。その後発表された3月の重要な経済統計内容があまり良くなかったことが下支え要因となりましたが、週末にかけて、米国主要銀行が発表した業績が好調だったことを受けて金は安全資産としての魅力が薄れ、867.90ドルで引けました。4週目は、米国市場でドルや株式が急落したことを背景に安全資産としての投資人気が再燃し、20日は、887.50ドルまで急伸しました。その後、月末にかけて、FRBが景気後退が緩やかになっている事を指摘したことを受けて、株式市場へ資金を移す動きが活発化し、30日の海外相場は、891.20ドルで月の取引を終えました。

為替相場

月初、米国政府が大手自動車メーカーのGMとクライスラーから提出された再建計画を拒否したことで株価が急落。ドル円も一時95円台まで下落しましたが、米国大統領が、再建計画再提出の機会を与えたことで反発しました。2週目には住宅関連指標の下げ止まり等を受けて株価が上昇。円売りが進み、ドル円も6日には、101円45銭と、昨年10月以来の水準を回復しました。しかし、その後は株価が伸び悩んだことからドル円は、99円台前半まで下落しました。3週目は、14日発表の米国3月小売売上高が予想外の前月比マイナスを記録したことや米財務省が米自動車大手GMに対して破産法申請の準備を指示との報道で株価が下落。円買いが優勢となり、一時98円の安値となりましたが、その後の株価回復を受けて99円前半で越週しました。4週目は、米金融機関に対して実施されている財務健全性審査への懸念から米国株価が下落し、ドル売りが強まりました。その後、米財務健全性審査結果への懸念から株価下落したことで、リスク回避の円買いが進み28日はドル円で、95円台後半を付けました。30日に米大手自動車メーカーのクライスラーが破綻するも提携の動きなどから株価が底堅く推移したことで、ドル円は99円台前半で月の取引を終えました。

国内金価格

月初、3,093円/g(消費税込)でスタートした国内相場は、月の前半は、3,000円台が続きましたが、17日に2,973円/g(消費税込)と、3,000円を割り込み、その後,月末まで3,000円を割り込んだ相場が続き、31日には、2,986円/g(消費税込)で、月の取引を終えました。

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