2009年5月のマーケット概況

2009年5月のマーケット概況

海外金相場

月初、881.50ドルから始まった相場は、ドル原油高やインフレ懸念による金買いから堅調に推移し、7日に発表される米国大手金融機関を対象にした特別検査(ストレステスト)の結果発表を控え、長期的な安全資産としての需要から910ドルを突破しました。その後、発表されたストレステストの結果が予想内であったこと、米雇用統計が良好な数値を示したことから景気の先行き不透明感が後退したことを受け、相場は910ドルから920ドルの間で一旦、沈静化しました。中旬にかけては、米国経済指標悪化による景気不安と米消費者物価指数(CPI)のコア指数上昇によるインフレ懸念から13日には925.75ドルまで上伸、更に19日に発表された米住宅関連指標の悪化、20日に発表された米連邦準備制度理事会による景気見通しの下方修正から相場は騰勢を強め、22日には959.75ドルまで上伸しました。月末にかけても米長期金利上昇によるインフレ懸念、EU圏の良好な経済指標発表によるユーロ高を材料に相場はさらに上伸し、975.50ドルで月の取引を終えました。

為替相場

月初、98円台でスタートした円相場は、注目されていた米国大手金融機関を対象にした特別検査(ストレステスト)の結果発表、ISMなどの主要経済指標発表、ECB理事会を無難にこなし、100円手前までドル高円安が進むシーンもありましたが、98円台で1週目の取引を終了しました。2週目は、週始めに2009年度の米国財政赤字予想が大幅に下方修正されたことから、ドル安円高が97円台前半まで進行し、更に13日発表の米4月小売売上高の悪化によりドル安に拍車がかかり95円台で取引を終了しました。3週目は、米国格付けの引き下げ懸念、米GDPの下方修正があったことから、株安、債券安、ドル安のトリプル安となり、22日には93円90銭レベルまでドル安が加速しました。4週目は、26日に発表された米5月消費者信頼感指数の改善を受け、ドル高へ反転しました。その後、発表された米国経済指標も良好であったことから28日には97円台までドル買が進みましたが、月末にかけてのユーロ高から95円台で取引を終えました。

国内金価格

月初に2,995円/g(消費税込)をつけた後、27日まで3,000円から3,100円台でもみ合った後、上伸し3,184円/g(消費税込)で月の取引を終えました。

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