2009年6月のマーケット概況

2009年6月のマーケット概況

海外金相場

3日のヨーロッパ中央銀行政策金利据え置き発表を受けた金と相関性の高いユーロ高による金買いと、大手投資銀行の原油価格予想の大幅上方修正を受け、5日までの相場は970ドルから980ドルの間で堅調に推移しました。しかし、5日に発表された米国雇用統計の結果が事前予想より良好であったことから米国の利上げ説が急浮上し、ドルが急進したことから金は売られ、8日には940ドル台まで下落しました。その後、一時的に反発し、960ドル台まで値を戻しましたが、ドル買優勢が継続したため反落し、15日には932ドルをつけました。その後もインフレ懸念の後退と米景気回復期待によるドル高、IMF金売却案の米議会承認から相場は軟調に推移し、22日には原油急落をはじめ、商品全般が広く売られたことから919ドルまで下落しました。月末にかけては、米国経済指標に強弱が入り混じりドル相場の方向性を失ったことから金相場はやや反発、中国政府筋の金購入推進発言もあったことから934.50ドルまで値を戻し取引を終了しました。

為替相場

1日のGM破産法適用のニュースは既に織り込み済みの感が強く、95円台での取引開始から反応薄でしたが、5日に発表された米国雇用統計の結果が事前予想より良好であったことに相場は大きく反応しドル買いが顕著となり、1週目のドル円相場は98円台後半で終了しました。2週目は、日本の景気動向指数の改善からやや円高に推移し、97円台後半から98円台で取引されました。3週目週初めのBRICKS首脳会議におけるロシア大統領のドルに対する否定的な発言と、日本の景気回復期待からドル安円高が進行し、18日には95円台をつけました。月末にかけては、注目されたFOMCの声明内容がドルに対しやや好意的に受け止められドル買にやや傾いたものの、世界銀行による景気見通しの下方修正、中国の外貨準備におけるドル割合減少など強弱材料が入り混じった結果、95円台から97円台のレンジ内の推移となり、月末は96円台で取引を終えました。

国内金価格

3,176円/g(消費税込)で始まった相場は、5日に月間最高値となる3,224円をつけたあと軟調に推移し、3,085円/g(消費税込)で月の取引を終えました。

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