2009年8月のマーケット概況

2009年8月のマーケット概況

海外金相場

月初3日に発表された7月の製造業景況指数が11ヶ月ぶりの高水準となったことを受け、ドルがユーロに対して一段安となり、金のサポート要因となりました。7日には、発表された米雇用統計が市場予想よりも良好だったことを受けて、米景気の早期回復期待が膨らみドルが急伸したことから、金は売り優勢となり959.50ドルと3営業日続落して終了しました。14日には発表された米消費者物価指数(CPI)が前月比横ばいで、インフレは抑制されているとの見方が広がったことから、インフレヘッジ資産としての魅力が後退、金は下落しました。18日には発表された米住宅指標の内容を受け住宅不況の底打ちはまだ先との見方が広がり、ドルが弱含んで推移したことから金は反発し、939.20ドルで終了。21日にはドルが対ユーロで2週間ぶりの安値をつけたことで金が買われ、954.70ドルで終了しました。24日にはドル安に歯止めが掛かったことで金は売られ、943.70ドルと、前週末伸ばした上げ幅をほぼ打ち消す形となりました。翌日には米経済指標や株高を受け、投資家のリスク選好度が強まりドルが下落したため金は反発しました。28日には対ユーロでのドル安が追い風となり、一時960ドルを突破して3週間ぶりの高値をつけました。月末31日には中国株急落を背景とした安全資産としてのドル買戻しに、金は値を落とし、953.50ドルで月の取引を終えました。

為替相場

月初、米製造業景況指数が予想比良好な結果だったことを受けて95円半ばまで値を上げました。翌週は、前週末の雇用統計発表を受けて週初に97円50銭の高値をつけました。しかし、11日に米金融サービス会社の破綻懸念が高まるとリスク回避の円買いが進み、FOMC声明文公表に向けてのドルの調整売りなどもあり96円台へ下落しました。FOMCでは米国債買収の期間延長が決定されたことで、米株価が上昇。リスク選好姿勢の高まりとともに上昇しましたが、米小売売上高や消費者信頼感指数の市場予想比悪化を背景に94円42銭の安値をつけてほぼ同水準で越週しました。18日には3営業日ぶりに米株価が反発したことから上昇し、94円73銭をつけました。しかし、その翌日には中国株安を眺めて世界的な景気回復に対する楽観論が後退し、円に買いが集まり、94円03銭まで下落しました。21日には、米住宅指標の改善やFRB議長の前向きな発言を受けて、94円35銭まで上昇しました。翌週には、日米株価の大幅な上昇を受け95円07銭まで上昇した。その後上海株価の下落などによるリスク許容度の低下から、円買いが進んだ。26日発表の米住宅指標などの米経済指標は概ね市場予想を上回る結果だったものの、上値が重く、27日に中国当局が一部産業に対し過剰設備を抑制するとの報道を受けると、中国経済の成長抑制の思惑からリスク回避の円買いが進み、一時93円20銭の安値をつけました。その後はやや値を戻して93円中盤で越週し、月の取引を終えました。

国内金価格

月初に3,085円/g(消費税込)をつけた後、10日に月間最高値の3,154円/g(消費税込)まで上昇しました。その後は、やや弱含みの展開が続き、21日に月間最安値の3,012円/g(消費税込)まで下げました。月末31日には、3,049円/g(消費税込)で月の取引を終えました。

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