2009年10月のマーケット概況

2009年10月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,000ドル台で始まった海外相場は、ドル安と原油高が支援材料となり続伸しました。2日に発表された米雇用統計で失業率が事前の予想より悪かったため、米景気回復のペースが減少するとの懸念が広がり、1,004.30ドルで終了。また、中東湾岸諸国が原油取引の決済を、円やユーロなどの通貨バスケットや金で行うことを協議していると報道され、後に各国当局者はこれを否定するも、ドル安の流れは継続し、8日には1,056.30ドルを付けました。その後も値を伸ばし、14日にはドルが対ユーロで約1年ぶりの安値をつけたことから、一時1,072ドルと史上最高値を更新しました。しかし、連日の高値更新に対する警戒感から、利益確定の売りが優勢となり反落し、16日には1,050ドル近辺の水準で引けました。19日は、米主要企業の好業績を背景とした米株高によりドル安地合いとなったため金は値を伸ばしました。しかし、22日にはドルが堅調さを取り戻したことを受けて、売り優勢の展開となり、概ね1,060ドルを中心としたレンジ相場となりました。26日は、急激なドル高と原油高を受け値を落とし、1,042.80ドルで終了。その後、28日には軟調な米株価と世界経済の先行き不透明感から商品相場全般が下落すると、金もつられて売られ、一時1,030ドルを下回る水準まで急落しました。月末にかけて調整買いが入ったため、1,040ドル台に戻して越月しました。

為替相場

2日に発表された米雇用統計が予想よりも悪い内容だったため、超低金利政策を当面維持するとの見方が強まり、88.60円と約8ヵ月ぶりの安値となりました。その後発表された米金融大手の決算が堅調で、ドルはユーロ等の高金利通貨で売りが活発化し、円も相対的に買われました。16日にはリスク投資の動きが弱まりドル買いが入り91円台半ばまで上昇。その後、27日に発表された米経済指標の悪化を受けて、円やドルが買われユーロは売られました。しかし、29日発表の米GDPがプラスに転じると、ドル買いが進み、円は91円台半ばまで上昇しました。その後、個人消費低迷に対する警戒感から円買いが進み、90円付近で越月しました。

国内金価格

月初、3,077円/g(消費税込)でスタートした国内金価格は、下旬にかけて一本調子で値を上げ続け、23日には、月間最高値の3,308円/g(消費税込)をつけました。その後、やや値を下げ、月末30日には、3,247円/g(消費税込)で越月しました。

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