2010年3月のマーケット概況

2010年3月のマーケット概況

海外金相場

月初1,115ドル近辺でスタートした金相場は小幅下落。序盤は欧州の財政問題を嫌気したリスク回避の動きから対ユーロでドル高が進行し、金相場を圧迫しました。しかし、ギリシャ政府が追加的な財政赤字削減を閣議決定したことを受けて財政悪化懸念が緩和し、対ドルでユーロが急伸しました。これを受け金相場は約1ヵ月半ぶりの高値(1,140ドル台半ば)を記録。翌週1,135ドル近辺でスタートした金相場はユーロ圏の財政不安を懸念する傾向が強く、なかなか上昇基調に乗っていけない相場となりました。結局、1,100ドル台前半まで値を落としたところで越週となりました。翌週、1,100ドル近辺でスタートした金相場は、1,100ドル近辺でのアジア圏の実需が確認されたことで下値安心感が強まり、1,120ドル台後半へ上昇基調となりました。しかし19日、改めて対ユーロでのドル高地合が嫌気され、またユーロ財政懸念によるドル買い・ユーロ売りの圧力に押され1,080ドル台まで値を下げる展開。しかし週末にかけては、ユーロ圏諸国が深刻な財政問題を抱えるギリシャ支援に就いて、緊急時は2国間融資とIMF融資を組み合わせた協調融資で支援することで合意したことが大きな材料となり、ユーロが買い戻されて、金相場も1,100ドル台を回復して月の取引を終了しました。

為替相場

月初88.90円近辺でスタートした為替は、NYダウ平均など株式相場が堅調に推移した事などを受けて、一時89円台半ばまで上昇。その後ギリシャの財政赤字削減策が発表されると、一時88.20ドル近辺まで円高が進行。その後発表された米雇用統計は市場予想より大幅に好結果となった事からドルの買い戻しが加速し、円相場は一時90.30円近辺まで売り込まれる展開となりました。24日に英格付け会社がポルトガル国債を格下げしたことなどからユーロ売りが急拡大し、相対的なドル高から急速に円安が進み92円台まで弱含む展開。その後も米7年債の入札不調などで米金利が強含む展開となったことでドル高基調は続き一時92.96まで円安が進み、最終的には92円中盤で越週しました。月末にかけては、30日の住宅況や消費者景況感の改善を示す米国指標の発表をきっかけにドル買いが活発化し、円は一時93.02まで下落しました。93円台で取引されたのは、約3カ月ぶりでした。円相場は93円付近のままで月の取引を終了しました。

国内金価格

月初、3,390円/g(消費税込)でスタートし、月末にかけて一本調子で値をあげ、月末31日には、月間最高値の3,496円/g(消費税込)で月の取引を終了しました。

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