2010年4月のマーケット概況

2010年4月のマーケット概況

海外金相場

月初、原油や株価上昇を受けて前月末からの続伸でスタート。取引レンジは1,112.30~1,129.10ドルと、3月18日以来の高値まで上伸しました。翌週欧州市場が休日休場の中、ファンド筋の旺盛な買いが入り、1,130ドル近辺まで買われる展開となりました。その後、ギリシャへの資金融資条件の決定の報や米経済指標の弱い結果などを受けて、1,160ドル近辺まで値を上げました。その後16日には、米国大手投資銀行がサブプライムローン関連の証券詐欺罪で訴追されるとの報道をきっかけに投機筋の手仕舞い売りが加速。1,137ドルまで値を下げました。翌週、米国大手投資銀行の訴追問題に対する懸念が薄らいだことで投機筋の買戻しの動きが強まり、アイスランド火山噴火に関連して欧州での空港閉鎖が解除となり原油相場が値を戻す動きが好感され上げ足を加速。1,150ドル近辺まで上昇しました。その後、米国大手格付会社がギリシャ、ポルトガルの長期信用格付けを「投機的」に引き下げたことも、資金を安全資産の金に向かわせるファクターになり、1,181ドルで月末を迎えました。4月30日の終値(1,180.70ドル)は、中心限月の終値としては昨年12月3日(1,218.30ドル)以来、約5ヶ月ぶりの高値となりました。

為替相場

月初、米新規失業保険件数や景気指数が市場予想を上回った事もあり、ドルが切り返し、5日のオセアニア市場では94円78銭の年初来安値をつけました。その後、これまで堅調に推移していた米長期金利も下げに転じたことからドル売りが優勢となると、円高基調が加速。8日には92円台まで買い進まれました。更に米証券取引委員会が米国大手投資銀行をサブプライムに関係した証券詐欺罪で訴追したとの報道が流れると、手仕舞いの動きが強まり、一時91円90銭まで買い進められました。しかしギリシャが欧州連合や国際通貨基金等へ資金支援を要請したとの報道が流れると、対ドルでユーロが買い戻され、それにつれて円についても売り圧力が優勢となる展開となり、94円34銭まで売り込まれました。その後各種米経済指標は市場予想を下回った結果、ドル売りが強まり、93円80銭後半まで買い戻されたところで月末を迎えました。

国内金価格

月初、3,545円/g(消費税込)でスタートし、3,600円台にのせた後、一時3,600円を割り込む局面も見られましたが、その後月末にかけて一本調子で値をあげ、月末30日には、月間最高値の3,740円/g(消費税込)で月末を迎えました。

ページトップ