2010年6月のマーケット概況

2010年6月のマーケット概況

海外金相場

月初1,210ドル近辺でスタートした金相場は、急落する米株式相場の動きが、資金逃避先としての買いを呼び込み、1,220ドル近辺で越週しました。5日の週は安全資産の買いに上昇し、投機家の買いを巻き込んで、一挙に1,240ドル台半ばまで大きく買われました。しかし、投機家の資金逃避的な買いが一服すると1,215ドル近辺まで下落。その後、米経済指標が市場予想を下回る結果となった事などから1,230ドル台まで値を戻しました。12日の週は後半にかけて米経済指標の悪化などから金が選好される展開が続き、1,258.5ドルにて越週しました。19日の週は人民元弾力化報道を好感して投機筋の買い意欲が増大。史上最高値となる1,265ドル近辺まで上昇しましたが、過剰な人民元改革期待に警戒感が強まり、1,235ドル近辺まで急落しました。しかし、資金逃避的な買いが金相場の戻りを後押しすることとなり1,255ドル近辺で週末を迎えました。26日の週は、米長期国債が安全資産として買われる展開の中で投機筋の利益確定売りが出て1,240ドル近辺で月の取引を終えました。

為替相場

月初91.20円近辺でスタートした円相場は、オバマ大統領の週末に控えた雇用統計に対する発言から期待感が強まり、米株式市場が上昇。一時92円台後半に下落しました。しかし、発表された米雇用統計は期待に反して市場予想を下回り、91円台後半に急騰したところで越週しました。12日の週に入り、週初に米格付け会社がギリシャ国債を一気に4段階格下げたことで、リスク回避の動きが強まると90円台前半に一気に上昇しました。しかし買いが一巡した後は再び売り戻されることとなり91円台に値を戻しました。その後目ぼしい材料が不足する中で90円台後半で越週しました。19日の週は、下落する株式相場の動きを受けてリスク回避の動きが強まり、資金は円に向かい、89.40円近辺にて週末を迎えました。26日の週は、G20で財政赤字の半減が確認され、各国財政状況の改善が期待される中で89円台中盤まで円安が進みましたが、円安一服後は再び円高への基調を強めて、88.5円を若干下回って月の取引を終えました。

国内金価格

月初、3,780円/g(消費税込)でスタートした国内相場は、21日に月間最高値の3,878円/g(消費税込)をつけましたが、その後月末にかけ値を下げ、29日には月間最安値の3,730円/g(消費税込)をつけました。

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