2010年8月のマーケット概況

2010年8月のマーケット概況

海外金相場

月初1,180ドル台半ばからスタート。4日には米経済統計を受けて一時2週間ぶりに1,200ドル台に乗せました。ドルが独歩安の様相を呈したことも金相場をサポートした模様。16日には発表された日本の4~6月期GDP速報値が事前予想を大幅に下回ったことを受けて金に資金が流入し、1,226.20ドルと1ヵ月半ぶりの高値まで上伸しました。25日には米経済指標の悪化を受けて1,241.30ドルと8週間ぶりの高値をつけました。月末31日にはFOMC議事録要旨が公表され、米経済に対する不透明感を背景に金は買われ、1,250.30ドルで月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

株式市場の堅調を好感する動きから、本年6月末以来となる1,600ドル近辺へ上昇してスタート。株式市場の軟調と中国の自動車販売の伸びが鈍化した事などから、投機筋の利食い売りに下落する展開となり、10日のFOMC声明では米国景気認識が下方修正された事などから1,510ドル近辺まで下落。但し、1,500ドル近辺では値ごろ感から中国等の実需の買いが入り上昇。発表された経済指標が市場予想を上回り米株式が上昇したことを好感しての投機筋の買いが入り、1,545ドル近辺まで上昇しました。しかし、米経済指標の悪化などから軟調に推移する株式相場を嫌気して、24日には、1,490ドル近辺まで下落しましたが、株式市場が下げ止まりを見せたことや、1,500ドルを割り込むとアジア圏からの買いが入ったことで反発に転じ、1,535ドル付近まで上昇しました。米雇用統計への警戒感から軟調な展開となっていましたが、1,510ドル付近にて実需買いが入ってきて、他貴金属相場につられて上昇しはじめるタイミングで月末を迎えました。

為替相場

月初86円台半ばで始まったドル円は、米FRB議長が景気に対する慎重な見方を再度示したことや米金融当局による追加金融緩和観測の高まりから下落し、更に6日の米雇用統計が市場予想より悪かったため、一時85円02銭まで下落し年初来安値をつけました。その後は利益確定のドル買戻しにより反発し、85円中盤で越週しました。しかし、11日に米景気に対する不透明感から、一時、15年ぶり安値の84円72銭まで下落しました。その後は世界的な景気先行き不透明感を受けたリスク回避の円買いと、政府による円売り介入への警戒感から85円台でもみ合いました。24日発表の米7月中古住宅販売の結果が予想を大幅に下回ると一時83円58銭と15年ぶり安値まで下落しました。その後は急激な円高を受けた政府要人の発言が相次いだためドル円は反発に転じ、30日に開催された日銀金融政策決定会合を受けて追加金融緩和への期待感から85円91銭まで上昇しましたが、発表された緩和策が市場予想の範囲内であったため円が買い戻され、ドル円は84円台半ばまで下落して月の取引を終えました。

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