2010年9月のマーケット概況

2010年9月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,250ドル付近からスタート。7日には欧州の銀行債務に対する懸念の再燃から安全資産としての買いが優勢となり、米フィラデルフィア連銀景況指数を眺めて景気後退懸念が強まったことなどを受け、23日には終値ベースで1,296.30ドルと1,300ドルの大台に目前まで迫る展開となりました。米国新規失業保険申請件数が予想より多かったことや8月の中古住宅販売が振るわなかったことが材料視されました。29日にはドルが対ユーロで5ヵ月ぶりの安値に下落したことを受けて続伸し、30日の金相場は一時1,317.50ドルと最高値を更新しましたが、その後はドル相場の上昇を受け売りに押され、反落して月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

月初1,520ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は、投機筋の買いが強まり1,560ドル近辺まで値を上げて越週しました。その後、投機筋の手仕舞い売りが上値を押さえる展開が継続し、1,545ドル近辺に下落しての越週となりましたが、金相場の最高値更新を受けて、一気に値を上げる展開。米国の追加金融緩和策への期待感から株式市場が底堅く推移したことも追い風となり、21日のFOMC声明で追加金融緩和が示唆されるなど、一段と投機資金流入が加速し、1,650ドル近辺まで上昇しました。その後、金相場の下落につられる形で大きく値を下げる展開となり、1,600ドル近辺まで値を下げました。しかしこのレベルではアジア圏からの買い戻しも入り、また金相場が史上最高値を更新したこともあり、プラチナ相場も値を上げる展開となり、1,650ドル近辺まで値を戻したところで、月の取引を終えました。

為替相場

月初、米雇用指標の悪化を受け、83円66銭まで下落しました。7日には欧州金融機関の資産健全性審査について懸念が強まり急速なユーロ売りが進みました。米金利の低下や米FRBによる追加緩和観測を受けて、15日には一時82円87銭をつけましたが、日本政府・日銀による円売り介入を受けて85円台に上伸しました。21日の米FOMCで「必要に応じ追加緩和の用意がある」との声明が発表されるとドル売りが強まり、24日には84円12銭まで下落して越週しました。27日に84円前半で始まったドル円は、翌日の米9月消費者信頼感指数が予想より悪かったことを受け、83円台後半に下落しました。その後は日銀による追加金融緩和への思惑などにより下げ止まりましたが、米FRBによる追加緩和観測も根強く、ドルの上値を抑えました。欧州金融機関への懸念やスペインの格下げなどによるリスク回避の円買いにより83円15銭の安値をつけ同水準で月の取引を終えました。

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