2010年10月のマーケット概況

2010年10月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,310ドル付近からスタート。7日には欧州中央銀行総裁のドル高容認とみられる発言を受けて金相場は圧迫され1,335.00ドルで越週しました。14日にはFRBが景気刺激策として米国債の購入を再開するとの見方から、安全資産として金を買う動きが加速し1,377.60ドルをつけました。19日には中国人民銀行が市場予想に反して利上げを発表したことから金相場は売り優勢となり、1,336.00ドルと急落しました。21日に米新規失業保険申請件数が減少したことから安全資産としての金の魅力が減退し、3週間ぶりの安値まで下落しました。25日にはG20会議終了後にドルが下落したため、買い優勢となり1338.90ドルをつけ、27日には米追加金融緩和に対する思惑からドルが買い戻され1,322.60ドルまで大幅下落しました。29日にはFOMCで米追加金融緩和について議論されるとの見方から、買いが優勢となり1,357.60ドルをつけて月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

1,680ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は、日本を含む世界的な金融緩和への動きが活発化する中で、急騰する金相場を追いかける形で投機資金が流入。G20の内容が不十分との見方から、ドル安が再び進行する展開となり1,700ドル台を回復しました。その後一時1,720ドル近辺まで上昇する場面も見られましたが、高値警戒感から上値が重くなると、その後は軟調な展開となり一時1,680ドル近辺まで下落しました。しかし、米消費者信頼感指数が市場予想を下回るとドル安が加速し、急騰する金相場に追随する形でプラチナ相場も上昇し、1,700ドル台を回復したところで越月となりました。

為替相場

10月のドル円は83円台半ばからスタート。5日には日銀金融政策決定会で、ゼロ金利復活を含む大幅な緩和策が発表されたため円売りが加速し、一時83円99銭まで上昇しました。14日にシンガポールが自国通貨の実質切り上げを行うとアジア通貨が買い進められ、ドル円は一時15年ぶり安値の80円88銭まで下落しました。さらにG20でドル安防止のための具体策が打ち出されなかったことや米追加緩和観測を受けたドル売りによって80円前半に下落しました。その後、米住宅関連指標の良好な結果や米長期金利の上昇などを受けたドル買いにより、27日には一時81円99銭まで上昇しました。しかし、同水準では月末を控えた輸出企業の円買いの動きも強く、米追加緩和の規模が拡大するとの思惑が強まると80円37銭まで下落して取引を終えました。

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