2010年11月のマーケット概況

2010年11月のマーケット概況

海外金相場

月初1,350ドル近辺からスタート。8日にはファンドの買いやインフレヘッジとしての買いに値を伸ばし、1,400ドルを突破し、翌9日にも質への逃避買いに1,410.10ドルまで続伸しました。しかし、12日には中国の利上げ観測を受けて商品需要が落ち込むとの懸念が広がり投資家のリスク選好が低下したことから、1,365.50ドルまで下落し、週を越えました。16日にはユーロ圏での財務懸念を背景としたドル高を受け売り優勢の展開となり、1,338.40ドルまで下落しました。その後23日には、北朝鮮による韓国への砲撃で朝鮮半島の緊張が高まったことから安全資産としての買いが入り、1,377.60ドルで引けました。月末30日には欧州の信用不安の拡大懸念を受けて買いが膨らみ、1,386.10ドルをつけて月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

1,705ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は、FOMCの発表を控え値動きに乏しい展開となるも、FOMCで6,000億ドルの追加国債購入を中心とした金融緩和策が発表されたことで、資金の余剰感から商品市場全般が上昇し、一時1,800ドルをつけましたが、中国の不動産投資規制や金融引き締めといった報道がなされると投機筋の手じまい売りが優勢となり、1,630ドル近辺まで値を下げる展開となりました。その後、目立った動きは少なく1,650ドルを挟んでのレンジ内で今月の取引を終えました。

為替相場

月初80円台前半で始まったドル円は、為替介入観測等を背景に一時81円55銭まで急騰しましたが、本邦輸出企業の円買いなどを受け80円前半に下落しました。その後、5日発表の米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことでドル買いが進み、ドル円は81円台を回復して、週を越えました。その後の米長期金利上昇や米雇用指標改善、欧州での財政懸念を受けたユーロドルにおけるドル買いにより、ドル円は82円80銭まで反転しました。その後15日に発表された米小売売上高が予想を上回ったことなどから約1ヵ月ぶりに83円台まで上昇しました。22日に83円半ばで始まったドル円はアイルランドの財政不安を背景としたユーロ売りドル買いが進んだことや、23日の北朝鮮による韓国への砲撃を受けた地政学的リスクの高まりうけた円売りにより83円80銭付近まで上伸しました。その後、24日のアイルランド国債の格下げや、くすぶる朝鮮半島情勢への懸念から、ドル買いが再び加速し84円18銭をつけ、30日には円が上伸し、ドル円は83円42銭をつけ今月の取引を終えました。

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