2011年1月のマーケット概況

2011年1月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,420ドル台で始まった金相場は、景気見通しの改善から安全資産としての魅力が減退し、7日には6週間ぶりの安値となる1,352.70ドルをつけました。その後反発をみせるも、20日にはテクニカル要因から再び売りが優勢となり、21日には、1,341.00ドルで越週しました。下げ基調はとまらず、ETFが保有残高を連日大きく減じたこととあいまって、27日には1,318.40ドルまで大きく値を落としました。しかしながら、週末28日にエジプト反政府デモのニュースが伝えられると安全資産としての魅力から買いが進み、大きく反発。31日は、1,334.50ドルで月の取引を終了しました。

海外プラチナ相場

月初1,770ドル近辺でスタートしたプラチナ相場は、一時確定売りにより軟調な展開となりましたが、米自動車販売の好結果等が下支えとなり反発。また南アフリカでの豪雨が、プラチナ供給不安の思惑から投機筋の買戻しが他の貴金属に先駆けて入り、投機筋主導で、1,855ドル近辺に上昇しました。その後は利食い売りに押される展開となり一時1,800ドル近辺に下落。しかし引き続き南ア問題が意識されて投機筋の押し目買いが入ると、1,820ドル付近まで反発を見せて越週しました。金相場が軟調に推移した動きを嫌気して投機筋の売りが出て一時1,770ドル近辺まで売り込まれるも、1,800ドル付近まで値を戻して月の取引を終了しました。

為替相場

月初、81円前半で始まったドル円は、欧州経済の先行き不透明感などから円買いが進み、80円93銭まで下落しました。しかしながらその後は徐々に値を戻し、5日発表の雇用統計が大幅な増加を示すと83円台に急伸しました。しかし、13日の欧州中銀理事会後にトリシェ総裁が利上げ示唆とも取れる発言を行ったことによるユーロ買いドル売りにつれて下落。さらにロシアによるスペイン国債の購入検討報道を受けたユーロ買いドル売りにつれて弱含み、米国の12月住宅着工件数が予想を下回ると、19日に81円85銭をつけました。26日のFOMCにて現行の景気回復が労働環境を改善させるまでに波及していないことが指摘されると27日には日本の国債格付けが引き下げられたことで円売りが進み、83円22銭まで急伸。しかし、エジプトの政情不安の強まりからリスク回避の円買いが進み、月末31日、欧州中央銀行による利上げ期待が強まったことによるユーロ買いドル売りを受け、81円前半で月の取引を終了しました。

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