2011年2月のマーケット概況

2011年2月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,340ドル近辺でスタートした金相場は、8日に発表された中国の預金金利・貸出基準金利の引き上げが、新興国におけるインフレと解釈され投機筋の買いが中心となり1,365ドル近辺へ急騰しました。銅も大きく値を上げ、商品相場全体に資金流入が増加する展開になり、中国人民銀行による預金準備率の引き上げも、インフレの進行を予想させるものとなり、1,380ドルを超え越週しました。更に中東情勢の緊迫化から原油相場が急騰したことでインフレ警戒感が強まり、投機筋に買われる展開となりました。1,400ドル台を突破してからは利益確定の売りが入り、大きなジャンプアップまではいきませんでしたが、中東情勢を背景とした下値を拾う動きも強く、底堅い値動きとなりました。結局1,410ドル付近まで値を上げたところで越月しました。

海外プラチナ相場

1,800ドル付近でスタートしたプラチナ相場は株式市場が堅調に推移したことで需要拡大の観測から買いが入り、一時1,870ドル近辺まで上昇しました。しかしこれほどの急騰を受けると利益確定売りが入り、1,810ドル台まで値を崩して越週しました。その後、中国の貿易統計で輸入額が過去最大を更新したことが報道されると、投機筋の買いに1,845ドル近辺まで上昇しました。しかしその後、リビアのカダフィ大佐が強硬姿勢を示したことで中東情勢の緊迫化が進んだことによる米株式相場の下落を受け、大きな手仕舞い売りを受け、一時1,780ドルを下回るまでの急落も見られましたが、米株式相場が反発に転じたことで若干の買い戻しを受け、結局1,800ドル台を回復したところで越月しました。

為替相場

81円中盤でスタートした円相場は、FRB議長が金融緩和政策の継続の意思を示したことで、ドルが買い戻され円相場は82円付近まで下落しました。更に米国の新規失業保険申請件数の結果が良好であったことや、エジプトでムバラク政権が倒れたことにより、ドルへの回帰が強まり、米経済指標の好結果が続いたことを受け、一時84円台目前まで下落することとなりました。しかし中東情勢の緊迫化や週末に発表された中国の利上げのニュースなどから、円に資金が入り、更にリビアをはじめとする中東諸国の情勢不安などがドルからの資金乗り換えの動きを加速することとなり、81円台後半まで上昇したところで越月しました。

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