2011年4月のマーケット概況

2011年4月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,430ドル付近でスタートした金相場は、一旦1,415ドル付近まで値を落としたものの、商品相場の高騰を眺め、インフレヘッジ資産としての魅力が高まり連日続伸。8日には、史上最高値を更新する1,474ドルをつけました。その後、米大手投資銀行の売り推奨を嫌気して反落。13日には1,445ドル付近まで値を下げました。しかし、原油高・ドル安やギリシャ・アイルランドの債務不安により金需要が高まり、18日米国債の長期格付け見通しの引き下げを受けて上伸。その後も原油高や対ユーロでのドル安を受けて続伸を続け、21日には史上最高値の1,509.6ドルをつけました。25日の金相場は、1日8%の値上がりを記録した銀相場につられる格好で上伸。その後、米金融当局が金融緩和政策を継続するとの見通しが示され続伸、週末28日には史上最高値を塗り替える1,531.20ドルをつけて月の取引を終了しました。

海外プラチナ相場

月初1,770ドル付近でスタートしたプラチナ相場は一旦は下落したものの、4日には商品相場の高騰を眺め反発し、1,787ドルをつけました。その後も堅調な貴金属相場に連れて上伸。8日には日本国内の自動車工場が早期に操業を再開するとのニュースを好感し、1,812.10ドルで取引を終了しました。その後、投資家の利食い売りに圧迫されて、1,770ドル付近まで値を下げましたが、原油相場の上伸に伴う堅調な貴金属市場の動きにつれて、1,820ドル付近にまで大幅に値を伸ばしました。その後、銀塊市場の高騰を契機とした、貴金属相場総上げの中で値を伸ばし、1,865ドル付近で月の取引を終えました。

為替相場

月初、83円半ばでスタートしたドル円は、5日には米FOMC議事録が金融引き締めを期待させる内容だったことを受けて、米長期金利が上昇。6日には週最高値となる85円53銭まで値を伸ばしました。その後、複数の米金融当局者から米金融引き締めに関するややネガティブなコメントが相次いだことで下落。さらに米国債の格付け見通しが下方修正されたことで82円代前半へと値を下げました。20日発表された日本の3月貿易黒字が震災の影響により前月比で大きく減少すると、日本の輸出企業の円買いが弱まるとの思惑から、一時83円台を回復したものの、21日発表の米雇用指標が予想を下回ったことで81円台後半まで下落して越週しました。その後のドル円は米国の金融緩和が継続するとの思惑から、81円前半に下落しました。27日には日本国債の格付け見通しが下方修正されたことによる円売りを受け、一時82円台後半まで上昇したものの、同日のFOMC声明やバーナンキFRB議長などの記者会見で、米国の金融緩和策延長が確認されたことでドル円は再び下落し、81円台にて月の取引を終了しました。

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