2011年5月のマーケット概況

2011年5月のマーケット概況

海外金相場

月初、史上最高値となる1,560ドル付近でスタートした金相場は3日、ドルの軟化や、銀塊相場の下落に連れて大幅に値を下げました。その後も、著名投資家のファンドが金を売却したとの報を受け続落し、5日には1,480ドルまで値を下げましたが、実需筋による安値拾いの買いが強く、10日には1,520ドルを回復しました。その後17日に発表された米国の鉱工業生産及び住宅着工件数が弱い内容だったことから、ファンド筋の手じまい売りを促し1,480ドル台まで下落。しかし23日には大手格付け会社により、ギリシャの長期信用格付けが3段階引き下げられたことで、リスク回避資産としての金買いが進み、その後も値を伸ばし、月末31日には1,535ドル付近にて月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

1,875ドル付近でスタートしたプラチナ相場は3日、シカゴ・マーカンタイル取引所が銀塊取引の証拠金を引き上げたことをきっかけに、貴金属市場全般で大きく売りが出て、一時1,760ドル台まで迫ったものの、底値拾いの買いにより反発。1,790ドル付近で越週しました。23日、ユーロ圏の債務問題から世界景気減速の懸念が広がり大幅に反落、1,755ドル付近まで値を下げました。しかしその後は、ユーロ圏債務問題の進行を眺めつつ、続伸。月末31日には1,830ドルにまで値を伸ばして月の取引を終了しました。

為替相場

月初、81円前半で始まったドル円は、ビンラディン容疑者の死亡報道を受け、週高値となる81円69銭をつけました。しかし、その後は米雇用指標等の悪化から、米経済の先行き不安が強まり、79円57銭まで値を落としました。17日以降国内企業による欧州企業買収の報道を受けて円売りが進行。81円台後半に値を伸ばしました。また、19日には、米国の雇用指標が市場予想を上回ったことでドル円は一時82円台まで上昇しました。しかしながら、同日発表の経済指標が予想より悪化した内容だったため、81円後半に値を下げて越週しました。26日に発表された米国1~3月のGDP(改定値)が市場予想を下回ったことで米経済の先行き不透明感が強まり、80円台で月の取引を終えました。

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