2011年6月のマーケット概況

2011年6月のマーケット概況

海外金相場

1,530ドル付近でスタートした金相場は、米国経済指標の悪化を眺めて安全資産としての需要が高まり上伸、1ヶ月ぶりの高値となる1,545ドル付近まで値を伸ばしました。3日にかけては利益確定売りに押され、1,525ドルまで値を落としたものの、欧米の財政不安を材料に再び反発、調整を繰り返しながら、1,530ドル付近で週の取引を終えました。13日、ギリシャの長期信用格付けが引き下げられながらも安全資産としての買いは入らず、他の商品安につれて1,515ドル付近まで大幅に値を落としました。14日からは原油を始めとした商品が値を戻すにつれて金も上伸、17日には対ユーロでのドル安を眺め大幅に上伸し、1,540ドル付近にまで回復しました。20日~22日にかけて、ギリシャの債務問題を眺めつつ、安全資産としての需要が高まり続伸。1,550ドル付近にまで値を伸ばしました。しかし23日にはドル高や、IEAによる石油戦略備蓄放出発表を受けた原油相場の下落を受けて急落、24日も1,500ドル付近にまで大幅に値を下げました。27日、ギリシャの債務問題をめぐって、同国が金融支援を受けるための条件となる緊縮財政計画が議会で承認されるとの見通しから、安全資産としての金需要が減退、1,495ドル付近にまで値を下げましたが、週末にかけて底値拾いの買いが強まり反発、1,500ドル付近にて月の取引を終了しました。

海外プラチナ相場

1,820ドル付近でスタートしたプラチナ相場は、1日発表の5月の米国自動車販売台数の不振を受け下落、1,800ドル付近まで値を下げました。しかし、ユーロ債務危機が高まったことによる金買いの動きにつれて大幅に上伸、10日には1,840ドル付近にまで値を伸ばしました。その後、ユーロ圏の債務危機の高まりや、不透明な米国の景気動向を眺めて金相場が上伸する一方、プラチナ相場は工業品重要の減退を見込んで値を下げ、1,820ドル付近で取引されていたプラチナは、1,740ドル付近にまで値を落としました。その後も下落基調、20日には前週の流れを引き継ぎ、1,730ドル付近まで値を落としました。21日には大幅下落に対する底値拾いの買いが入り、1,740ドルまで回復したものの、23日にはIEAによる石油戦略備蓄放出の報を受け、商品相場全般が大幅下落、プラチナも1,680ドル付近にまで値を下げました。28日に反発、プラチナの主要産出国である南アフリカにて、賃金をめぐる鉱山労働者ストライキの可能性が取りざたされ、供給不安から値を上げました。30日には1,720ドルに回復し、月の取引を終了しました。

為替相場

81円40銭付近でスタートしたドル円は、米国の経済指標の悪化を眺めて円買い・ドル売りの動きにより下落、3日には80円台前半までに値を落としました。米FRBのバーナンキ議長が金融緩和政策を示唆したことで8日には80円を割り込みましたが、9日には欧州中央銀行の利上げ観測が後退し、ユーロ売り・ドル買いが進んだことでドル円も上伸。80円付近にて越週しました。欧州債務問題や米経済の先行き不安を眺めて下落したものの、米国5月の小売売上高が市場予想を上回ったことなどを受けて上伸、16日には一時81円台をつけました。しかし、独仏首脳会議にてギリシャ救済の合意がなされたことでユーロ買い・ドル売りが盛んになり、これにつれてドル円も80円ちょうど付近にまで値を下げました。23日にはEU・IMFによるギリシャ支援期待が高まるとリスク回避のための円買い圧力が弱まり、80円台後半まで上伸しました。しかし一時的な動きにとどまり、24日には80円40銭付近にまで値を戻しました。その後、ギリシャ議会による財政緊縮策の承認により上伸、28日には81円21銭付近にまで値を伸ばしましたが、29日には利益確定の円買いの動きに圧迫され下落、30日には80円20銭付近にまで値を下げ、月の取引を終えました。

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