2011年7月のマーケット概況

2011年7月のマーケット概況

海外金相場

1,510ドル付近でスタートした金相場は1日、ギリシャ議会の財政緊縮法案の可決により下落した後、底値拾いの買いが入り、値を伸ばしました。欧州財政に対する懸念により安全資産としての金買いが進み、1,530ドル付近にまで値を伸ばしました。その後も、金相場は欧州債務危機がイタリアにも波及するのではないかとの懸念を背景に、安全資産としての金買いが加速、米国債上限引き上げ議論が難航するとの予測も金買いへとつながり、15日には1,590ドル付近にまで値を伸ばしました。上昇し続けた金相場ですが、19日には1,600ドルにまで到達したものの、1,580ドル付近にまで値を下げ、その後は、再び米債務上限交渉が難航すると見るや、リスク回避資産としての金買いに注目が集まり上伸、22日には1,610ドル付近にまで値を伸ばしました。25日、米国の債務上限引き上げ交渉がいよいよ行き詰る中、米国債の格下げやデフォルトの可能性が高まったとして、大幅に上伸、1,620ドル付近にまで値を伸ばしました。その後も、金買いの動きは強く、史上最高値となる1,630ドルをつけて月の取引を終えました。

海外プラチナ相場

1日、ギリシャ議会の財政緊縮法案の可決により、1,700ドルまで下落、再び欧州財務問題を材料に上伸した金相場につられる形で上伸、8日には1,740ドル付近にまで値を伸ばしました。その後、欧州債務危機のイタリアへの波及を懸念して下落した後、安全資産需要を受けて続伸する金の値動きにつられる格好で反発、14日には1,770ドル付近にまで値を伸ばしました。15日にはやや調整売りがでて反落、1,750ドル付近で越週しました。米国の債務上限引き上げに関する議論の難航を受けて、金相場が史上最高値に迫るなか、プラチナもこれにつられて値を伸ばし、22日には月の最高値となる1,780ドル付近をつけました。その後、南アフリカの鉱山労使問題に加え、米国の2011年上半期の新車販売台数が好調だったことから大きく上伸、27日には1,810ドルをつけた後、利食い売りが出て一旦調整。1,780ドル付近まで値を下げて月の取引を終えました。

為替相場

80円70銭付近でスタートしたドル円は、80円台半ばから81円台半ばのレンジ内を推移しました。米国6月のADP雇用統計が予想を上回る結果だったことから、一時81円49銭まで上伸したものの、米国6月雇用統計が悪化したことで下落、更に欧州債務問題や米国の金融緩和期待、欧州債務危機のイタリアへの波及、およびバーナンキ米FRB議長の追加金融緩和を示唆する議会証言を受けて下落。一本調子に値を下げ79円付近で越週しました。その後も、難航する米国の債務上限引き上げ交渉を眺めてドル売りが進み、22日には78円台前半まで値を落としました。その後も、難航する米国の債務上限引き上げ交渉の行方を眺めて下落、77円台半ばまで値を下げ、29日に発表された米国第2四半期のGDPが予想を下回ったことを受けドル売りが加速、77円を割り込んで月の取引を終えました。

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