2011年9月のマーケット概況

2011年9月のマーケット概況

海外金相場

1,830ドル付近でスタートした9月の金相場は2日、8月期の米雇用統計が市場予想を下回る結果だったことを受け、安全資産としての買いが集中、8月23日につけた史上最高値である1,917ドルに迫る高値水準となる1,887ドルまで上伸しました。また、翌週6日にはスイス中央銀行のスイスフラン無制限売り介入の報を受け、金相場も上伸、一時は史上最高値を更新する1,923ドルをつけました。しかしながら、月半ばはジリ安の展開、1,800ドル付近まで値を下げた後、23日には株式の下落につられて大幅に下落。1日に100ドルを超える値下げを記録し、1,640ドル付近にて月の取引を終了しました。

海外プラチナ相場

月初、1,850ドル付近にてスタートしたプラチナ相場はこの月も金相場と連動した動き。週初めに発表された8月の米雇用統計が市場予想を下回ったことや、ギリシャ債務不安を眺め、金とともに値を伸ばしたものの、より安全資産として捉えられている金の伸び幅が強く、金/プラチナの価格が逆転する事態となりました。週末22日~26日にかけても、金価格とともに大幅下落。この局面でも金より下落幅が大きく、3日間で約200ドル下落したため、価格差は拡大した。月末は、月初より300ドル以上低い1,530ドル付近で月の取引を終えました。

為替相場

月初76円台後半にてスタートしたドル円相場は6日、スイス中央銀行がスイスフラン高の進行に歯止めをかける為、対ユーロで1ユーロ=1.20スイスフランの目標レートを設定し無制限介入を実施すると発表したことから、スイスフランが暴落。スイスフランと同様に退避資金の受け皿となっていた円も連動して売られ、対ドルで77円台中盤まで下落しました。しかしながら翌週には、再び欧州債務問題を受けたユーロへの不安から円が買い進まれ、15日には再び1ドル=76円60銭付近まで円高が進みました。翌週21日には米FOMC声明にて、短期金利の引き上げ/長期金利の引き下げを目的とした「オペレーション・ツイスト」の実行について言及されたため、対円でドルが上昇。76円80銭付近にまで円安が進んだものの、その後は再び円買い圧力が高まり、76円前半まで下落しました。月末にかけては欧州債務問題を眺めた円買いと介入警戒感との間でレンジ内での取引が続き、76円後半にて月の取引を終了しました。

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