2012年5月のマーケット概況

2012年5月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,660ドル付近でスタートした金相場は、米国経済指標の改善や、ギリシャの政局やイタリア・スペインの債務問題をながめて、対ユーロでのドル高が進むのに併せて下落。フランス大統領で現政権のサルコジ大統領が失脚したこと、ギリシャ選挙で反緊縮派が勢力を伸ばしたことで、リスクオフムードが高まり一層下落。月中16日には1,540ドル付近まで値を下げた。
その後は、安値拾いの買いや、FOMC議事録の内容を好感して上伸、21日には1,590ドル付近まで値を戻した。
しかし、月末にかけては再び下落。欧州債務不安は根強く、ドル買いユーロ売りが進行し、金相場も値を下げ、1,550ドル付近にて月の取引を終了した。

海外プラチナ相場

5月のプラチナ相場は、ほぼ一本調子に値を下げる展開。月初1570ドル付近でスタートしたプラチナ相場は、4月分米国雇用統計の結果が予想よりもやや悪く、景気先行き懸念から、売り基調となった。
その後も、ギリシャ総選挙後の連立協議の失敗や、イタリア・スペインの債務不安の高まりを受け、プラチナ相場は一層下落。月中の16日には1,420ドル付近まで下落した。
一旦このレベルで下値サポートされ、金相場とともに上昇、22日には1,470ドル付近まで値を戻すも、その後は再びユーロ圏の債務問題を嫌気して下落。月末31日にかけては1,410ドル付近にまで値を落とし、月の取引を終了した。

為替相場

月初79円台後半でスタートしたドル円相場は、月中まで80円を挟んだ取引に。2日には80.50円付近まで上伸するも、米国雇用統計の内容が市場予想よりも悪かったことから、ドル売り・円買いが進み、円高が進行。9日には79円台中盤まで下落した。
その後は、じわじわと値を上げ、16日には80.50円付近まで上昇するも、17日のFOMC議事録を受け金融緩和観測が高まり、ドル円は大きく下落。18日には79円丁度付近まで値を下げた。
22日には格付け大手フィッチが日本国債を格下げしたことで80円付近まで上伸する場面もあったが、月の後半にかけては、イタリア・スペインの国債利回り上昇から、安全資産と見なされる円に資金が集まり、78円台前半まで円高が進んで月の取引を終了した。

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