2012年6月のマーケット概況

2012年6月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,560ドル付近でスタートした金相場は、1日に発表された米国雇用統計(5月分)が、失業率が8.2%(前月比-0.1ポイント)、非農業部門雇用者数6万9千人増(前月比-8000人)であったことから、金融当局への追加金融緩和期待が高まり、大幅に上伸。1,620ドルまで値を回復した。
7日にはバーナンキ米FRB議長の議会証言にて、具体的な金融緩和への言及が無かったことから下落。一時1,570ドル付近まで値を落とす場面もあったものの、月中にかけては金融不安が台頭するスペインに対し、ユーロ圏が支援を行うとの声明があったことから、ユーロが対ドルで上昇基調に。これに併せて金相場も値を伸ばし、再び1,620ドルを回復した。
しかし20日FOMC(米連邦公開市場委員会)では、必要に応じて追加行動を取る準備があるとしながらも、具体的な追加緩和策は示さなかったことで、金相場は失望売りにより1,560ドル付近まで下落。
月末29日にはユーロサミットにて、2013年よりESM(欧州安定メカニズム)から政府を経由せず銀行に直接資本注入できる、との合意があったことを受けて、ユーロが急騰。金相場も併せて上伸し、1,600ドル付近まで回復して月の取引を終えた。

海外プラチナ相場

6月のプラチナ相場は今月も金相場につられた値動き。月初1,410ドル付近でスタートしたプラチナ相場は、1日、米国雇用統計の悪化を受け、追加金融緩和期待が高まったことで金とともに上伸。6日には1,460ドル付近まで値を伸ばした。
その後7日のバーナンキ議長議会証言を受け、失望売りから1,420ドルまで値を落とすも、金相場の回復とともに、プラチナ相場も上伸。15日には1,500ドルを回復した。
しかしその後は月前半の上伸に対する利益確定売りや、20日のFOMCを受けた失望売りにより下落。28日には1,400ドルを割り込むまで値を落としたものの、29日のユーロサミットを受けて金とともに上伸。1,440ドル付近まで値を回復し、月の取引を終えた。

為替相場

月初78.50円付近でスタートしたドル円相場は、1日に発表された米国雇用統計の悪化を受けた円高により、78円丁度付近まで下落するも、米国の追加緩和観測の台頭や、政府・日銀による、円売り介入への警戒感から反発。7日には79.50円まで円安が進行した。
月中にかけては、79.50円を挟んだ小さな値動きが続いたが、20日のFOMCにて、具体的な追加金融緩和策が示されなかったことをうけ、円安が進行。22日には80.50円付近まで値を伸ばすも、ユーロ不安から再び79.50円まで下落。最終日29日にはユーロサミットの決定を受けたユーロ高につれて、ドル円も80円丁度付近まで値を伸ばして月の取引を終了した。

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