2012年10月のマーケット概況

2012年10月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,775ドル付近でスタートした金相場は、4日の欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合で政策金利の据え置きや高債務国の国債購入の用意がある旨の言明を受けて、月内高値の1,790ドル付近まで値を伸ばした。5日、米雇用統計は市場予想を上回る前月比+11万4千人と発表された。失業率も改善し、米追加金融緩和観測の後退から金相場は下落。米消費者景況感指標に回復が見られた事や、失業保険申請件数の改善も緩和観測後退に拍車をかけ、15日には1,730ドル付近まで下落した。米格付け大手ムーディーズがスペイン国債の格下げを見送った事を受け、17日には1,750ドル付近まで値を戻すものの、23日から24日にかけて行われた連邦公開市場委員会(FOMC)では緩和策据え置きが決定。これに対する失望売りによって金価格は1,700ドル付近まで値を下げた。月末にかけては、安値拾いの買いにより上伸。1,720ドル付近まで値を戻しつきの取引を終えた。月内取引レンジは1,700~1,790ドル付近であった。

海外プラチナ相場

月初1650ドル付近にてスタートしたプラチナ相場は、継続する南アフリカ鉱山でのストライキの影響を受けプラチナ価格が上伸、5日には1,720ドル付近まで値を上げた。しかし、欧州の財務会合でスペインが支援要請に踏み切らなかった事等、欧州債務問題に対する不安感は強く、景気減退懸念からプラチナ相場は反落した。23日から24日にかけて行われた米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)にて金融緩和継続を行う姿勢をみせたものの、明確な発言がなかった事による金の失望売りに追随する形でプラチナも売られ1,530ドル付近まで続落した。月末にかけては安値拾いの買いにより1,570ドル付近まで上伸して月の取引を終えた。月内取引レンジは1,530ドル~1,720ドル付近であった。

為替相場

月初、78.00円付近でスタートしたドル円相場は、5日発表の米雇用統計が市場予想を上回る前月比+11万4千人となり、失業率も改善した事を受け、78.70円付近まで上伸。11日には欧州債務問題への懸念からユーロが対ドルで下落。円は逃避資産として買われ、78.00円付近まで円高が進んだ。しかし、米商務省発表の9月の住宅着工件数が、市場予想を上回る前月比15%増加となった事や、日銀金融政策決定会合での追加金融緩和に対する期待感からも円安圧力が強まり、月末にかけてドルが上伸。80円付近まで円安が進み、月内の取引を終了した。月内取引レンジは78.00円~80.00円付近であった。

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