2012年12月のマーケット概況

2012年12月のマーケット概況

海外金相場

月初1,720ドル付近でスタートした金相場は、ポジション調整による売りにより下落。5日には1,685ドル付近まで値を下げた。7日発表の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+14万6千人、失業率も7.7%に低下。米景気先行き不安が後退し、一時1,700ドルを割って下落する場面があったものの、金融緩和期待は根強く1,700ドル付近まで値を戻した。 12日には米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に、米国債を毎月450億ドル購入する方針を発表。また失業率が6.5%を上回る状態であれば政策金利を低水準に据え置く考えを示した事で、月内最高値の1,720ドル付近まで値を伸ばした。しかし上昇は長続きせず、利益確定売りにより下落。18日はファンド勢の年末のポジション整理売り、さらに20日は、第3四半期(7-9月)の米GDP(国内総生産)が前期比3.1%増と、事前予想値を上回る結果となり追加緩和観測が後退した事を受け1,640ドル付近まで値を下げた。 後半はクリスマス休暇の中、静かな相場値動きだったが、31日には“財政の崖問題”の回避に向けての協議が年内合意に達するとの楽観的な見方から買いが膨らみ値を上げ1,670ドル付近で月の取引を終了した。 月内レンジは1,640ドル~1,720ドル付近となっている。

海外プラチナ相場

月初1,610ドル付近にてスタートしたプラチナ相場は、ポジション調整による売りにより下落。5日には1,570ドル付近まで値を下げた。7日発表の米雇用統計の結果を受け、米景気先行き不安が後退し、一時1,600ドルを割る場面があったものの金融緩和期待は根強く1,600ドル付近まで値を戻した。また、中国の11月工業生産が前年度比で増加した事やFRBの追加金融緩和策発表により、12日には一時、月内最高値の1,640ドル付近まで上伸した。しかし米国の“財政の崖”問題に対する不透明感から徐々に値を下げ、18日にはファンド勢の年末のポジション整理売り、さらに20日は第3四半期(7-9月)の米GDP(国内総生産)が前期比3.1%増と事前予想値を上回る結果となり追加緩和観測が後退した事を受け1,515ドル付近まで値を下げた。 後半はクリスマス休暇の中、静かな相場値動きだったが、31日には“財政の崖”問題の回避に向けての協議が年内合意に達するとの楽観的な見方から買いが膨らみ値を上げ1,540ドル付近で月の取引を終了した。 月内レンジは1,515ドル~1,640ドル付近となっている。

為替相場

月初82.50円付近でスタートしたドル円相場は、“財政の崖”に対する不透明感からドル売り円買いが進み4日には81.80円付近をつけた。しかし7日発表の米雇用統計が市場予想よりも良好な結果となった事を好感し、82.70円付近まで円安が進行した。さらに、11日~12日に開催されたFOMCにおいて追加の金融緩和策が発表されてリスク選好の動きが優勢になった事に加え、16日の総選挙で自民党が圧勝した事、19日~20日に開催される日銀金融政策決定会合で追加の金融緩和策が打ち出されるとの期待感から、17日にはさらにドル買い円売りの動きが強まり84.40円付近の値を付けた。 後半も米国の“財政の崖”回避に向けて、民主党と共和党の協議が年内合意に達するとの楽観的な見方からさらにドル買い円売りが進み、月末31日には86.65円付近で月の取引を終了した。 月内取引レンジは81.80円~86.65円付近であった。

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