2013年2月のマーケット概況

2013年2月のマーケット概況

海外金相場

月初、1,660ドル付近でスタートした金相場は、1日発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回る前月比15万7,000人増となり、また失業率も7.9%とやや悪化した事を受け上伸。さらに6日、香港当局が公表した統計で、香港から中国本土への金輸出が2012年、835tと過去最高記録となった事で1,683ドル付近まで値を上げた。月半ばに入ると、中国の春節(旧正月)期間中の現物需要減速観測や、投機筋のポジション解消の売りにより、1,600ドル付近まで下落した。
21日には、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録にて、毎月850億ドルの資産購入に関し、「大幅な雇用情勢の改善が見られなくとも2013年中の縮小、あるいは停止する事もあり得る」と発言した委員が複数いた事があきらかになり、対ドルでのユーロ下落と共に金相場は1,560ドル付近まで大きく値を下げた。
月末にかけては、ロシアやカザフスタンなどの新興国中銀が金保有高を拡大しているとの報や、26日にバーナンキ米FRB議長が米国上院議会にて現在の量的緩和策の正当性を証言したことで、1,620ドル付近まで反発。しかし、27日に行われたバーナンキ議長の下院証言では、米国の景気について前向きな見解が示されたことで、金融緩和政策の早期終了観測が高まり、金相場は下落した。
月の終値は1,580ドル付近。
月内レンジは1,560ドル~1,683ドルとなっている。

海外プラチナ相場

月初1,680ドル付近にてスタートしたプラチナ相場は、1日発表の米雇用統計の結果を受け1,690ドル付近まで上伸。
さらに、4日にはアングロ・アメリカン・プラチナムでの生産減少を背景に1,710ドル付近まで上伸。また、世界経済の回復による需要増加を受け、7日には1,740ドル付近まで値を上昇させた。
しかし、月半ばに入ると、中国の春節期間中の現物需要減速観測から下落した金相場につられて、1,670ドル付近まで下落。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録内容(1月末実施分)の結果を受け21日には1,600ドル付近まで下落した。
月末にかけても下落基調となり、1,580ドル付近で2月の取引を終了した。
月内レンジは1,580ドル~1,740ドル付近となっている。

為替相場

月初、91.71円付近でスタートしたドル円相場は、1日発表の米雇用統計の結果を受けドル高円安基調に。6日には94.00円付近まで円安が進行した。
8日には麻生財務相が最近の円安のペースが速すぎるとの認識を示した事で92.30ドル付近まで円高が進んだものの、11日には米財務次官の日本の金融・経済政策を支持する発言を受け94.30ドル付近まで上昇した。G20開催前には、日本が円安誘導をしているとの批判が出るとの警戒感が強まった事を受け15日には92.25ドル付近まで円高が進んだものの、15日~16日に開催されたG20では日本が円安誘導国として名指しされる事は避けられたため再び円安に。
18日には94.15ドル付近を付けた。20日に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録内容を受け21日には92.90ドル付近まで円高に進んだものの、次期日銀総裁に黒田氏を起用するとの報道が伝わった事で円安が進み25日には94.70ドル付近まで上昇。
その後は、イタリア政局の不透明感などで一時91.30ドル付近まで円が買い進まれたものの、堅調な米国の経済指標を受けて月末28日には92.60円付近まで円安が進み月内の取引を終了した。
月内取引レンジは91.30円~94.70円付近となっている。

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