2013年7月のマーケット概況

2013年7月のマーケット概況

海外金相場

1,230ドル付近でスタートした金相場は、月初1,250ドル前後でもみ合っていたものの、5日に発表された米雇用統計にて、非農業部門雇用者数が市場予想を上回る19万5,000人増となったことで金融緩和早期終了観測が台頭。1,210ドル付近まで値を下げた。しかし、安値圏ではアジア勢の現物需要が強く、月中にかけて上昇。さらに11日にはFOMC議事録(6月実施分)及び、その後のバーナンキ米FRB議長発言で、雇用情勢が回復するまでは金融緩和を継続する旨が確認されたことで金相場は1,300ドル付近まで値を伸ばした。
17-18日にかけて行われたバーナンキ議長の議会証言にて、「今後の経済指標を見つつ金融緩和をコントロールする」旨の発言を、緩和縮小ととらえる向きがあったことから1,270ドル付近まで下落する場面があったものの下値は限定的。金相場は再び回復し22日には1,300ドルを突破、23日に1,350ドル付近まで値を伸ばした後、月末にかけてやや売り戻され、1,320ドル付近で月の取引を終了した。
月内レンジは1,210-1,350ドル。

海外プラチナ相場

1,340ドル付近でスタートしたプラチナ相場は5日、米雇用統計にて非農業部門雇用者数が市場予想を上回り良好だったこと受けて金相場とともに1,310ドル付近まで下落。しかし、1,300ドル台前半では割安感が強く、月の半ばにかけて反発。11日にはバーナンキ米FRB議長発言もプラスに作用し1,400ドル台を回復、16日には1,430ドルまで上昇した。
17-18日にかけて行われたバーナンキ議長の議会証言の後には金相場ともにさらに上昇。24日には月間最高値となる1,460ドル付近まで値を伸ばした。月末にかけてはやや売り戻され、1,435ドル付近で月の取引を終了した。
月内レンジは1,310-1,460ドル。

海外銀相場

7月の銀相場は米国金融緩和動向を眺めて比較的狭いレンジ内での値動き。19.60ドル付近でスタート。5日の雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を上回る19万5,000人増となったことで、銀相場は19ドル割れの水準まで下落。しかし、10日に発表されたFOMC議事録(6月実施分)では、「金融緩和の終了には一層の雇用情勢の回復が必要」とする意見があったことで上昇。20ドルを回復した。しかし、17日のバーナンキ議長議会証言にて、今後の経済指標如何では緩和縮小の可能性がある旨を確認したことで、再び下落。一方で緩和継続観測も根強く22日には反発。20ドル前後で売買拮抗しつつ、月の取引を終了した。月の終値は19.80ドル。
月内レンジは18.70-20.60ドル。

為替相場

月初99.20円付近でスタートしたドル円相場は2日、米国の経済指標が軒並み良好な値だったことを受け、米国金融緩和の早期縮小観測が台頭、100.70円付近まで円安が進行したものの、翌3日にはポルトガルの政局不安を材料に、リスク回避の円買いが優勢となり99.30円付近まで下落。また、5日の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を上回る19万5,000人増となったことで、再び緩和縮小観測が強まり円安が進行。週明け8日にはドル円の月間最高値となる101.50円まで円安が進んだものの、10日にはバーナンキ米FRB議長が金融緩和継続の可能性について言及したことでドル円は下落。11日には98.50円付近まで円高が進んだ。17-18日にかけてはバーナンキ議長の議会証言で上下動あったものの、堅調な日本株にささえられつつ円安進行。19日には100.80円付近まで上昇したが上値は重く、22日には一転して99.50円付近まで下落。24日には100.50円を回復したが、参院選後の利益確定のドル売りから円高が進み、25-26日にかけて98円まで下落。97.80円付近で月の取引を終了した。
月内レンジは97.60-101.70円となっている。

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