2013年11月のマーケット概況

2013年11月のマーケット概況

海外金相場

1,320ドル付近でスタートした金相場は、7日に米国第3四半期GDP速報値が市場予想を大きく上回ったことから米国金融緩和早期縮小観測が台頭し1,307ドル近辺まで下落した。その後、8日に発表された10月米国雇用統計の良好な結果を受け、更に金融緩和早期縮小が意識される展開となり、13日には1,270ドル近辺まで下げ幅を拡大した。しかし、14日にイエレン次期FRB議長候補の公聴会の証言テキストで労働市場が大幅に回復するまで金融緩和を継続する旨示唆されると相場は反発し15日には1,287付近まで上昇した。20日に公表された10月米国連邦公開市場委員会議事で今後数回以内の会合で金融緩和縮小が決定される可能性が浮上すると再び下落基調となり、25日には1,232ドル付近まで下落した。月末にかけてはポジション調整による買い戻しが入り相場は反発したが、金融緩和早期縮小観測から上値が抑える展開となり、1,253ドル近辺で月の取引を終了した。
月内レンジは1,232-1,320ドル。

海外プラチナ相場

1,440ドル付近でスタートしたプラチナ相場は、南アフリカ鉱山会社の労働問題による供給サイドのリスクから7日に1,465ドル付近まで上昇したが、その後、好調な米国経済指標と米国雇用統計の強い結果を受けた金融緩和早期縮小観測から下落し、11日には1,430ドル付近まで値を下げた。14日のイエレン次期FRB議長候補の公聴会の証言テキストで金融緩和継続が示唆されると相場は一旦、1,450ドル付近まで切り返したが、20日に公表された10月米国連邦公開市場委員会議事で金融緩和早期縮小の可能性が浮上すると22日には節目の1,400ドルを割り込む展開となった。月末にかけても軟調な展開が続き、28日には1,360ドルを下回る場面もあったが、その後、買い戻され1,370ドル台で月の取引を終了した。
月内レンジは1,360-1,465ドル。

海外銀相場

21.9ドル近辺でスタートした銀相場は、7日米国第3四半期GDP速報値が市場予想を大きく上回ったことを受け21.5ドル付近まで下落した。更に8日に発表された10月米国雇用統計のポジティブサプライズを受け、一層の金融緩和早期縮小の見方が強まり13日には20.5ドル近辺まで下げ幅を拡大した。14日次期FRB議長候補のイエレン副議長が公聴会で継続的に経済が回復するようになるまで金融緩和策を継続する旨示唆したが反発幅は限定的となった。20日に公表された10月米国連邦公開市場委員会議事で金融緩和縮小が決定される可能性が浮上すると節目の20ドルを割り込み、相場は再び下落方向となり、25日には当月の最低水準となる19.6ドル近辺まで値を下げた。その後、ポジション調整の動きからから買い戻され20ドル近辺で月の取引を終了した。
月内レンジは19.60-21.9ドル。

為替相場

月初98円台前半でスタートしたドル円相場は、7日のECB利下げ決定や米国第3四半期GDP速報値上振れを受けドルが買われ99円台半ばまで上昇後、急激な利益確定の動きから97.60付近まで下落した。
しかし、8日の米国雇用統計発表値が市場予想を大幅に上回ったことから、再び上昇に転じ99円台まで値を戻した。14日にイエレン次期FRB議長候補の公聴会の証言テキストで金融緩和継続姿勢が確認されると心理的節目の100円を突破し、15日には100.20円付近まで更に上昇した。その後も日本及び米国株式市場が堅調に推移するなどリスク選好の動きが加速し、22日には約4か月ぶりの高値となる101.30円台をつけ、更に損失確定を巻き込みながら27日には102円台まで上昇した。月末までこの騰勢を維持しながら102.60円付近で月の取引を終了した。
月内のレンジは97.60-102.60。

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