2014年3月のマーケット概況

2014年3月のマーケット概況

海外金相場

1,320ドル台でスタートした金相場は、ウクライナ情勢不安による地政学的リスクの高まりから3日に1,350ドル付近まで上昇後、7日の米国雇用統計結果が市場予想を上回ったことを受け金融緩和縮小進行観測から1,330ドル台まで下落した。その後、再びウクライナ情勢が緊迫し、中国経済の先行き懸念や軟調な株式市場動向から上昇基調となり17日には1,380ドル台まで上昇した。20日の米国連邦公開市場委員会後のイエレン議長声明では事前予想通り債券購入額を100億ドル減額し月額550億ドルとするほか、量的金融緩和終了後、6カ月程度の期間をおいて政策金利を引き上げる可能性がある旨示唆された。金利の発生しない金にとって政策金利引き上げについての言及の影響は大きく月末にかけ下落基調が継続した。また、この間の堅調な米国経済指標も圧迫要因となり31日には1,300ドル割れとなる1,280ドル台まで下落し月の取引を終了した。
月内レンジは1,280-1,380ドル。

海外プラチナ相場

1,450ドル台でスタートしたプラチナ相場は、ウクライナ情勢緊迫化から上伸した金相場や主要産出国である南アフリカの鉱山の労働問題を材料に、5日には1,480ドル台まで上昇した。その後、堅調な米国雇用統計の結果から1,460ドル台まで下落する場面もあったが月の半ばまでこの水準で揉み合う展開となった。20日のイエレン米国連邦公開市場委員会議長声明で資産購入規模縮小決定と政策金利を引き上げの可能性について言及されると月末にかけ軟調地合いとなり1,400ドル付近まで下落後やや反発、1,410ドル台で月の取引を終了した。
月内レンジは1,400-1,480ドル。

海外銀相場

21ドル台前半でスタートした銀相場は、ウクライナ情勢悪化に伴う地政学的リスク上昇から値を伸ばした金相場に追随し21.5ドル付近まで上昇。良好な米国雇用統計結果を受け20.6ドル付近まで下落する局面もあったが月の半ばまでこのレンジ内で推移した。17日以降、金相場の下落等を材料に下落基調となり、20日のイエレン米国連邦公開市場委員会議長声明で予想外となる政策金利引き上げの可能性について言及されると下げ幅を拡大し19ドル後半で月の取引を終了した。
月内レンジは19.7-21.5ドル。

為替相場

月初101円台後半でスタートしたドル円相場は、ロシアのウクライナへの軍事介入懸念からリスク回避の円買い優勢となり、3日に101.20円付近まで下落した。その後は上記懸念の後退と7日に発表された米国雇用統計の良好な結果を受け、11日に103.30円付近まで上昇後、再びウクライナ情勢緊迫化と中国経済への懸念からリスク回避の円買いが強まり、14日には101円台前半まで反落した。米国連邦公開市場委員会後のイエレン議長声明で事前予想通りとなる100億ドルの資産購入規模縮小決定と量的緩和終了後の6カ月程度後に政策金利引き上げの可能性がある旨示唆されると日米間金利差拡大の思惑から20日に102.30円付近まで上昇した。
月末にかけ揉み合った後、31日には米国景気回復期待からドル買い優勢の展開となり103円丁度付近まで上昇し月の取引を終了した。
月内のレンジは101.20-103.30。

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