2014年4月のマーケット概況

2014年4月のマーケット概況

海外金相場

1,280ドル台でスタートした金相場は、3月米国雇用統計が市場予想を下回ったことを受け買い優勢の展開となり1,300ドル越えまで上昇した。その後、米国連邦公開市場委員会議事要旨で早期利上げ観測が後退したこと及びウクライナ東部での親ロシア派と同国治安部隊の対立激化による情勢緊迫化とこれに伴う欧米諸国のロシアへの一段の制裁の可能性などから14日には1,330ドル付近まで上伸した。しかし、15日には利益確定やポジション調整などによる売りが損切りを巻き込み1,290ドル付近まで急落した。その後、ウクライナ情勢に関する主要国協議が事態鎮静化に向け合意に至ったことや米国経済指標が概ね良好な結果であったことを受けた同国景気回復観測から相場は軟調に推移し、23日には1,280ドル付近まで下げ幅を拡大した。月末にかけロシアのウクライナに対する軍事的圧力による地政学的リスクのから28日に1,300ドルを一旦、回復したものの米国連邦準備制度理事会で債券購入月額を100億ドル減額し450億ドルとする量的金融緩和縮小決定などが公表されたことから反落し1,290ドル付近で月の取引を終了した。
月内レンジは1,280-1,330ドル。

海外プラチナ相場

1,410ドル台でスタートしたプラチナ相場は、南ア鉱山の労働問題長期化による供給不安から4日に1,450ドル付近まで上昇後、利益確定の売りから7日に1,435ドル近辺まで反落した。以降、南ア鉱山のストライキ継続を材料に上昇基調に転じ14日に1,465ドル付近まで上伸したが、南ア鉱山会社が賃金引上げを労働側に提示したことから供給不安が一旦後退、1,400ドルの心理的節目を割り込み24日には1,395ドル近辺まで下落した。月末にかけては南ア労働問題が再び材料視され、相関性の高い金相場がウクライナ情勢不安から上昇したこともあり1,400ドルを回復後、1,420ドル台半ばで月の取引を終了した。
月内レンジは1,395-1,465ドル。

海外銀相場

19ドル後半でスタートした銀相場は、3月米国雇用統計が弱い結果となったことや米国連邦公開市場委員会議事要旨で早期利上げ観測が後退したことに加え、相関性の高い金相場がウクライナ情勢不安から上昇したことを材料に10日には20.3ドル付近まで上昇した。15日に目立った材料の無い中、利益確定やポジション調整などによる売りが損切りを巻き込み19ドル台半ばまで大幅に下落したものの概ね良好な米国経済指標の結果を受けた金融緩和縮小進行観測から軟調な地合いとなり19.2ドル付近まで値を下げ月の取引を終了した。
月内レンジは19.2-20.3ドル。

為替相場

月初103円付近でスタートしたドル円相場は、良好な米国経済指標結果を受け4日に104円付近まで上昇した。その後、7、8日に開催された日銀政策決定会合後の黒田日銀総裁の「追加金融緩和は考えていない」との発言や9日に公表された米国連邦公開市場委員会議事録で低金利政策維持が確認されたことなどを受け、11日には101.30円付近まで下落した。以降は、市場予想を上回る中国第1四半期GDP結果や米国経済回復観測、更にはウクライナ情勢に関する四者会議で事態鎮静化に向けた動きがあったことから17日には、102円台半ばまで上昇した。21日に発表された邦国3月貿易収支が事前予想を下回り、この間の米国経済指標が概ね良好な結果であったことから22日には102.70円付近まで更に上伸後、月末にかけてウクライナ情勢の緊迫化等を受けたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり一時102円付近まで下落後、反発し102円台半ばで月の取引を終了した。
月内のレンジは101.30-104.00。

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