2014年8月のマーケット概況

2014年8月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,285ドル付近でスタート。3日に発表された7月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が市場予想を下回り、また失業率が悪化したことを受け、同国の早期利上げ観測が後退したことから、金相場は1,295ドル付近まで上昇した。さらに、6日にはウクライナ情勢の緊迫化による地政学的リスクから、金相場は1,310ドル付近まで上昇した。その後、金相場はしばらく横ばいで推移したが、8日にはウクライナ情勢に加え、米国がイラクへの空爆を承認したことにより地政学的リスクが高まり、1,320ドル付近まで上昇し月間最高値をつけた。しかし、その後は米国経済指標が良好な結果だったことから、金相場は下落に転じ1,300ドルを割り込むと、21日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、条件付きながら同国利上げに対し早期実施の可能性を示唆する内容だったことを受けて、金相場は一時月間最安値となる1,275ドル付近まで下落した。その後、金相場はやや反発したが1,280ドル台で推移し、1,290ドル付近で8月の取引を終了した。月内レンジは1,270-1,320ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は1,460ドル付近でスタート。金相場につれ安となり5日には一時1,450ドル付近まで下落したが、ウクライナ情勢による緊迫化から8日には1,485ドル付近まで上昇した。15日にウクライナ情勢で緊張が緩和したことから1,450ドル付近まで下落すると、投機筋による売りも加わり、22日には月間最安値となる1,410ドル付近をつけた。その後、ウクライナ情勢の緊迫化により1,430ドル付近まで上昇する場面も見られたが、金相場につれ安となり1,425ドル付近で8月の取引を終了した。月内レンジは1,410-1,485ドル。

海外銀相場

銀相場は20.4ドル付近でのスタート。3日に発表された7月の米雇用統計で金相場の下落につれ安となり、6日には19.7ドル付近まで下落した。その後、金相場は反発したが銀相場はそれに追随せず、じりじり値を下げる展開となり、21日には19.4ドル付近まで下落した。その後は下げ止まったが横ばいが続いた。28日には19.8ドル近辺まで上昇する場面も見られたが、再び売られ19.5ドル近辺で8月の取引を終了した。月内レンジは19.4-20.5ドル。

為替相場

ドル円相場は102.80円付近でのスタート。8日にウクライナ情勢による緊迫化から、一時101.50円付近まで下落するも、ドル円相場は月後半までは概ね102円台でのレンジ内取引が続いた。21日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、条件付きながら同国利上げに対し早期実施の可能性を示唆する内容だったことから、ドル円相場は103円を突破し、25日には104.20円付近まで円安ドル高が進んだ。その後はやや円高ドル安となり、103.70円付近で8月の取引を終了した。月内レンジは101.50-104.50円。

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