2014年12月のマーケット概況

2014年12月のマーケット概況

海外金相場

金相場は、1,170ドル付近でスタート。1日には原油価格が急反発したことを受けてインフレヘッジとしての需要が高まり、1,220ドル付近まで上昇した。その後は1,200ドル付近での推移となったが、5日に発表された米雇用統計が市場予想を大幅に上回る良好な内容となったことから、同国の早期利上げ観測を背景にドル高が進行し、1,190ドルを割り込んだ。8日にドイツの経済指標が市場予想を下回ったことで安全資産としての需要が高まり反発すると、翌9日には中国金融当局が短期融資に対する担保規定の厳格化を決定したことから同国経済への先行き不安が高まり、安全資産としての金需要が増進、1,240ドル付近まで上伸した。しかし、翌日以降に発表された一連の米経済指標が良好な内容であったことを受けて金相場は下落基調となり、16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控えて同国の早期利上げ観測が高まるなか大幅下落、節目の1,200ドルを割り込んだ。その後は新規材料難のなか1,190ドル台で小幅な値動きとなったが、22日には米株高やドル高を受けて金相場は大幅反落し、1,180ドルを割り込んだ。クリスマス休暇明けの26日には、前日までの下落を受けて安値拾いの買いが入るなか、中国人民銀行が市場の流動性拡大のため市中銀行への預貸率を変更するとの報も相俟って金は買い優勢となり、1,190ドル台まで上伸した。年末にかけては薄商いのなか値動きの荒い展開となった。29日には堅調なドル相場を背景に1,180ドル付近まで下落するも、翌30日には欧米の株価の下落を受けて安全資産としての買いが強まり1,200ドルを回復した。月末31日にはドル高を背景に再び売り込まれ、1,180ドル付近まで値を落して12月の取引を終えた。月内のレンジは、1,170-1,240ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は、1,210ドル台でスタート。1日には金相場の反発につられて値を伸ばし1,240ドルを越えたが、翌日には利益確定の売りに押され、1,220ドル付近まで下落した。 4日には再び1,240ドル台まで上昇したが、5日に発表された米雇用統計が市場予想より良好な内容であったことから、プラチナ相場は1,220ドル付近まで大幅反落した。9日には金相場の上昇などを背景に1,250ドル付近まで上昇したが、その後、中旬にかけては金相場の下落やドル高を背景に値を落す展開となった。16日には1,200ドルを割り込み、翌日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控えて様子見姿勢のなか、安値拾いの買いなどに反発したものの、22日にはドル高などの影響で大幅下落した金につられ、売りが優勢となり、1,180ドル台前半まで値を落した。年末にかけてはポジション調整の買いなどで値を戻し、1,210ドル付近で12月の取引を終えた。月内のレンジは、1,180-1,250ドル。

海外銀相場

銀相場は、15.50ドル台でスタート。1日は上昇した金相場につれて16.70ドル付近まで大きく値を伸ばしたが、5日に発表された米雇用統計の内容を受けて下落した金相場につられ、16.20ドル台まで値を落した。9日には中国金融当局が短期融資に対する担保規定の厳格化を決定したことなどを受けて同国の成長減速懸念が広がったことから金相場が急伸、銀も買いが優勢となり、17.10ドル台まで上昇した。その後、中旬にかけてはドル高などを背景に下落した金相場につられて値を崩す展開となった。15日には良好な米経済指標を背景に下落した金相場につられ、16.50ドル付近まで下落、翌16日には16ドルを割り込んだ。22日には米株高やドル高を背景に大幅反落した金相場につられて15.50ドル付近まで急落した。翌23日には安値拾いの買いに反発、クリスマス休暇明けの26日には金相場の上昇を背景に16.30ドル付近まで上昇したが、年末にかけては薄商いのなかポジション調整の売りなどで値を落とし、15.60ドル付近で12月の取引を終えた。月内のレンジは、15.50-17.20ドル。

為替相場

ドル円相場は、118.60円台でスタート。1日には米格付け会社ムーディーズ・インベスターズが日本の国債格付けを引き下げたことなどを受けて119円台まで上昇。その後は一時、円が買い戻され118.10円付近まで下落する場面も見られたが、5日には米雇用統計の内容が市場予想を上回る良好な内容だったことから、7年ぶりの高値となる121.40円台まで上昇した。9日には世界的な株式市場の下落を背景にドル安が進み、一時117円台まで下落するも、11日には11月の米小売売上高が良好な内容であったことから119.50円まで上昇した。16日には原油やロシアルーブルの下落を受けてリスク回避の円買いが強まり、115.50円まで急落した。しかし、翌17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を受けて119円付近まで上昇すると、22日には米商務省が発表した第3四半期のGDP確定値が市場予想を大きく上回る内容であったことからドルは買われ、再び120円を突破、24日には米経済指標の良好な内容を受けて、120.70円付近まで上昇した。その後はクリスマス休暇や年末を控えて薄商いとなるなか120円台前半での推移となり、119.80円付近で12月の取引を終えた。月内のレンジは、115.50-121.70ドル。

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