2015年2月のマーケット概況

2015年2月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,280ドル付近でのスタート。先月末の価格高騰を受けた利益確定の売り優勢で上値が重い展開の中、6日に発表された1月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回る結果となったことから、同国の早期利上げ観測が広がり、金相場は1,240ドル付近まで下落した。また、11日にはギリシャ債務問題によるドル高・ユーロ安を受け、金相場は1,220ドル付近まで下落した。13日には米経済指標が市場予想を下回ったことを受けて、金相場は一時上昇する場面も見られたが、17日にはギリシャ債務問題で同政府が6ヵ月の支援延長を申請する可能性があるとの報道から、安全資産としての金需要が後退し、1,205ドル付近まで大幅に下落した。更に23日にはギリシャ債務問題で同国への金融支援が4ヵ月延長される見通しが濃厚となったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長による議会証言での同国利上げ観測に対する思惑から、金相場は1,200ドルを割り込み、月間最安値となる1,190ドル付近まで下落した。その後は、中国の旧正月が明けて中国での現物需要が金相場を下支えし、1,210ドル付近で2月の取引を終了した。月内レンジは1,190ドル~1,280ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は1,240ドル付近でのスタート。米株式上昇を背景に堅調に推移したが、6日に発表された1月の米雇用統計を受けた金相場の下落に追随し、9日には1,205ドル付近まで下落した。その後もプラチナ相場はギリシャ問題やウクライナ問題による欧州経済の先行き不透明感や、ドル高を受けてじりじりと値を下げ、11日には1,200ドルを割り込んだ。その後、やや買い戻しが優勢となり一時1,200ドルを回復したものの、中国の旧正月前のポジション調整などから再び売り優勢の展開となり、18日には1,170ドル付近まで下落した。その後、23日の米連邦準備制度理事会(FRB)イエレン議長の議会証言での同国利上げ観測に対する思惑による金相場の下落に追随し、月間最安値となる1,160ドルまで下落した。その後は中国の旧正月明けで買い戻しが優勢となり、1,190ドル付近で2月の取引を終了した。月内レンジは1,160ドル~1,250ドル。

海外銀相場

銀相場は17.2ドル付近でのスタート。3日には米株式の上昇を受けて月間最高値となる17.60ドルをつけたが、5日には利益確定の売りにより17.00ドル付近まで下落した。翌6日には17.20ドル付近まで値を戻したが、1月の米雇用統計を受けた金相場の下落に銀相場も追随し、その後は16ドル後半で軟調に推移した。13日には一時17.40ドル付近まで上伸したが、ギリシャ情勢の緩和観測を受けて17日には16.40ドル付近まで再び下落した。更に23日にはギリシャへの4ヵ月間の金融支援延長の報道を受けて、銀相場は月間最安値となる16.20ドル付近まで下落した。その後は、買い戻し優勢となり、16.60ドル付近まで上昇して2月の取引を終了した。月内レンジは16.20ドル~17.60ドル。

為替相場

為替相場は117.50円付近でのスタート。6日までは117.50円を挟んだレンジ内取引であったが、同日発表された1月の米雇用統計が市場予想を上回る結果となり、早期利上げ観測が広がったことから119.20円付近まで円安ドル高が進んだ。更に米ダラス連銀総裁の早期利上げ発言を受けドル買いが進み、11日には120.40円付近まで上昇した。その後、日本銀行内部で現時点で更なる追加金融緩和を行うことは日本経済にとって逆効果になるとの声があがっているとの一部報道や、米経済指標が市場予想を下回ったことから円は買い戻され、17日には118.30円付近をつけた。翌18日には119.30円付近まで円安ドル高となったが、その後は119.00円を挟む展開となり、119.60円付近で2月の取引を終了した。月内レンジは117.00円~120.40円。

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