限月

「限月」とは、商品先物取引(以下、先物取引)の用語で「ゲンゲツ」と読み、取引を決済しなければならない「期限の月」のことです。ちなみに「COMEX 金2月限」というのは、「COMEX金2月限月価格」の略称でCOMEX金市場における2月限月の金先物価格を意味しています。
ところで、なぜここで先物用語を取り上げるかと言えば、一般に現物市場は先物市場の動向に強く影響を受けるからです。分かりやすく「金」の現物取引と先物取引との比較でご説明しましょう。 現物取引の場合は、売買ともに基本的には注文時点で「決済」と「現物受け渡し」が同時に発生します。したがって、買い時と売り時の判断が重要となります。 ただ、買い付けた金は資産としていつまでも保有できますし、売却も気が向いた時に行なうことができます。損失を被りたくなければ、価格が上がるまで待って売却すれば良い訳です。
これに対して、先物取引の場合は、将来の一定期日(限月)に一定の条件で現物受け渡し(現物の授受)を約束する取引、または将来の一定期日に受け渡しを行 なわず反対売買(商品の転売や買い戻し)によって手仕舞う(差金決済によって取引を完結する)取引を意味します。したがって、取引注文をする時点では「決済」も「現物受け渡し」も発生しませんし、少ない資金(証拠金)で大きな取引を行なうことも可能です。しかしその反面、状況によっては証拠金の追加が必要になりますし、期限(限月)が来れば損益にかかわらず決済しなければなりません。きわめて投機性の高い取引であることを認識しておくことが肝要です。

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