金ETF(上場投資信託)

ETFとは、Exchange Traded Fundの頭文字をとったもので、証券取引所に上場して取引される投資信託(多くの投資家から集めた資金をひとまとめにして運用する金融商品)のことです。既に上場されているものは、日本経済新聞の証券欄に、「上場投資信託(ETF)」という分類で銘柄が掲載されていますのでご覧ください。
現在、日本国内では、「日経平均型」、「日経300型」、「東証株価指数型」となっているように、いずれも特定の指数に連動して値動きする上場投資信託です。もちろん通常の株式と同じように、一般の個人投資家が証券会社を通じて売買することができます。これに対して金ETFは、これらとは少し異なり、金地金(現物)そのもので運用する投資信託を有価証券化して証券取引所に上場したものです。この現物の金地金は厳重に別途保管され、万一取扱会社の破綻があったとしても保護される仕組みとなっています。ちなみに取引単位は1/10オンスです。
金ETFは、2003年にオーストラリア証券取引所(シドニー)で初めて上場。その後ロンドン、パリ(ユーロネクスト)、ニューヨークでも上場し、急速に普及し始めました。さらに2006年にはシンガポールでも上場。2009年5月末で、金ETFの総資産残高はすでに1,300トンを超えています。顕著な影響は、有価証券化されたことで、これまで有価証券にしか投資できなかった年金基金など機関投資家の長期運用資金による金市場参入が始まったということです。金ETFによって、巨大な需要が新たに創出されたわけで、今後ますます注目が高まっていくと見られています。

尚、2007年大証に上場された金ETFは、金価格にリンクするいわゆる仕組み債で現物の裏づけは有りません。一方、2008年6月30日東証に上場されたものはシンガポール、ニューヨークに上場されたETFが重複上場されたもので、現物の裏づけのあるものとなります。

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