貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,255ドル付近でスタート。上旬はドル相場を眺めて比較的堅調な推移となった。2日には良好な米経済指標を受けてドルが強含んだことから、1,240ドル付近まで大幅下落したものの、3日に1,250ドル付近まで値を戻すと、5日には対主要通貨でのドル安を背景に買いが優勢となり、金相場は1,260ドル付近まで上昇した。さらに9日にはEU離脱計画を巡るイギリス政権の混乱から、安全資産としての買いが優勢となり、金相場は一時1,265ドル付近まで上伸した。中旬にかけてはドルが堅調な推移となったことが圧迫材料となり、金相場は地合いを弱める展開に。11日にドル高を受けて1,245ドル付近まで下落すると、16日には堅調な米株式市場などを眺めて売りが優勢となり、金相場は1,240ドルを割り込んだ。さらに17日にはパウエルFRB議長が政策金利の引き上げ継続を示したことなどから1,225ドル付近まで下落、19日には一時1,210ドル付近まで売られる場面も見られた。下旬にかけては、これまでの下落を背景に金相場は若干買い戻される展開となった。20日に米金融当局に対するトランプ大統領の批判を受けて、ドルが下落したことから、金相場は1,230ドル台を回復。25日には米欧首脳が貿易摩擦緩和に向け努力することで合意したとの報に、金相場は1,235ドル付近まで上伸した。月末にかけては、ドル高などを受けて1,220ドル台まで反落する場面も見られたが、31日には買い戻されて、1,235ドル付近で7月の取引を終えた。月内レンジは、1,210-1,265ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は860ドル付近でスタート。2日にはドル上昇を受けて815ドル付近まで大幅反落したものの、その後上旬にかけては買いが優勢となり、値を戻す展開となった。翌3日には前日の下落を受けた安値拾いの買いなどに845ドル付近まで大幅反発、9日にはEU離脱計画を巡るイギリス政治の混乱などから上昇した金相場につれて、一時860ドル付近まで上昇した。中旬にかけては、金相場の下落などを背景にプラチナ相場は軟調な推移となった。11日にドル高を受けて下落した金相場につれ安となり、835ドル付近まで値を落とすと、17日にはパウエルFRB議長の政策金利に関する発言を受けて大幅下落し、820ドルを割り込んだ。さらに19日にはドル上伸や貿易戦争の混迷懸念によるベースメタルの急落などが圧迫要因となり、プラチナ相場は一時795ドル付近まで急落した。その後、下旬にかけてはこれまでの下落を背景に買いが優勢となり、プラチナ相場は値を戻す展開。23日にドル安基調を背景に830ドルを回復すると、25日にもドルの軟化が引き続きサポート要因となり、プラチナ相場は840ドル付近まで買われた。月末にかけても、プラチナ相場は比較的堅調に推移し、31日には845ドル付近まで上昇して7月の取引を終えた。月内レンジは、795-860ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は16.20ドル付近でスタート。2日には良好な米経済指標結果を受けて下落した金につれて15.80ドル付近まで大幅下落したが、その後はドル安などを背景に若干値を戻す展開となった。5日にはドルが対主要通貨で弱含んだことがサポート材料となり16.10ドル付近まで上昇、9日にはEU離脱計画を巡るイギリスの混乱から上昇した金相場につれ高となり、一時16.30ドル付近まで値を伸ばした。中旬にかけては、ドルの上昇を受けて金相場が軟調な推移となったことを背景に、銀相場も地合いを弱める展開となった。11日に堅調なドル相場を眺めて15.80ドル付近まで大幅下落、17日にはパウエルFRB議長の議会証言を受けたドル高に圧迫された金相場につれて、15.60ドル付近まで値を落とした。さらに19日にはドル高やベースメタル相場の急落を背景に売りが優勢となり、銀相場は一時15.20ドル付近まで大幅下落となった。その後、下旬にかけてはこれまでの下落を背景に、金相場が反転したことなどがサポート要因となり、銀相場もやや買い戻される展開に。25日には米欧首脳会談で貿易摩擦回避の方針で合意したとの報にドルが下落したため、銀相場は15.60ドル付近まで買われた。月末にかけては、金相場を眺めて若干の上げ下げはあるもののレンジ内での推移が続き、15.60ドル付近で7月の取引を終えた。月内レンジは、15.20-16.30ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は110.70円付近でスタート。上旬は110円台半ばから111円台後半を中心にレンジ内での推移が続いた。3日にはトランプ大統領の発言を受けて貿易摩擦への過度な懸念が後退したことから、一時111.10円付近までドル高に振れたが、111円台を維持できなかった。4日には中国の景気減速への懸念からリスク回避の円買いなどにより、ドル円相場は110.30円付近まで円高に振れる場面も見られた。中旬にかけては、今後の利上げへの期待感などを背景に、ドルが強含む展開となった。11日に112円台まで上昇したドル円相場は、13日にはEU財務相理事会などを控えてドル買いが優勢となり、112.80円付近までドル高に振れた。17日にパウエルFRB議長が政策金利の漸進的引き上げを継続する方針を示したことから、ドルが堅調に推移する中、19日には米経済指標が良好な結果であったため、一時113.20円付近までドル高が進んだ。下旬にかけては、これまでのドル高傾向を背景に、 トランプ米大統領によるドル高牽制発言などを受けてドル売りが優勢となった。20日にトランプ米大統領の金利引き上げへの批判的な発言などから、ドル円相場は111.40円付近まで急落、26日には110.60円付近までドル安に振れた。その後、月末にかけては、急落の反動からドルは若干買い戻され、111.90円付近で7月の取引を終えた。月内レンジは、110.30-113.20円。