貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,205ドル付近でスタート。初旬は1,200ドルを挟んで小幅なレンジでの値動きが続いた。4日には堅調な米経済指標の結果を受けたドル高により1,200ドルを割り込んだ。翌5日には1,200ドルを回復したが、10日には投機的な売り圧力により金相場は再び1,200ドルを割り込んだ。中旬にかけても、為替相場を眺めて若干の上げ下げはあるものの、方向感に乏しい展開が継続した。13日には軟調な米経済指標結果を背景にドルが下落したことから金相場は一時1,220ドル付近まで上昇したが、その後の米中通商協議を巡るトランプ大統領の発言を受けてドルが反発し、金相場は1,210ドルを割り込んだ。さらに18日には米長期金利の上昇を受けて金相場は1,200ドル付近まで値を落としたが、20日には米株式市場の上昇を背景に、投資家のリスク選好の高まりを受けてドルが売られたことから1,210ドル付近まで値を戻した。下旬にかけては、ドルが堅調に推移したことなどを受けて金相場は軟調な地合いとなった。26日に1,200ドルを割り込むと、翌27日にはイタリアの財政赤字拡大に対する不安などからドルが強含み、金相場は1,185ドル付近まで大幅下落した。月末28日には前日の下落を背景に、ドル高が一服した局面で買い戻され、1,195ドル付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、1,185-1,220ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は785ドル付近でスタート。4日には発表された米経済指標が良好な内容であったことを受けてドルが上伸したことから、プラチナ相場は一時765ドル付近まで値を落とした。しかし、その後は値を戻し、790ドルを挟んだレンジ内取引となった。6日には一時795ドル付近まで上昇したが、翌7日には良好な米雇用統計の結果を受けて780ドル付近まで下落した。その後はドル安局面にて買いが優勢となり、プラチナは値を伸ばす展開。10日に790ドル付近まで上昇すると、13日には軟調な米経済指標を受け、ドルが下落したことから節目の800ドルを回復した。さらに18日には、プラチナ相場は815ドル付近まで上昇、20日には米株高を受けたリスク選好姿勢の高まりでドルが下落したことから、835ドル付近まで大幅続伸した。下旬にかけては、ドル高を背景に軟調に推移した金相場につれて、プラチナ相場も地合いを弱める展開となった。24日にはドル下落を受けて一時840ドル付近まで買われる場面もあったが、その後は反転し、翌25日には820ドル付近まで下落、27日にはイタリア財政赤字拡大を受けたドル高が圧迫材料となり815ドル付近まで値を落とした。翌28日にはドル高の一服を背景にやや買い戻され、820ドル付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、765-840ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は14.60ドル付近でスタート。4日には発表された米経済指標が予想を上回る結果となったことを受けてドルが上昇し、銀相場は14.20ドル付近まで下落した。その後は、為替相場などを眺めて多少の上げ下げはあるものの、大きな動きはなく小幅なレンジでの推移となった。中旬にかけても独自材料が不足するなか、金相場が停滞していたことなども相俟って、銀相場も方向感に欠ける展開が続いた。11日にはドル高を受けて、一時13.90ドル付近まで下落する場面も見られたが、その後すぐに値を戻し、翌12日には14.30ドル付近まで上昇した。但し、その後は動意に乏しく、14.20ドル付近に値を落として横ばいで推移した。下旬にかけては、銀相場はドル安局面での買いが優勢となり、地合いを強める展開となった。20日に米株式市場の上昇を受けてドルが売られたことから、14.30ドル付近まで上昇すると、25日にはFOMC前のポジション調整の動きにドルが軟化したため、銀相場は14.50ドル付近まで値を伸ばした。月末にかけては、金相場の下落などを受けて反落する場面も見られたが、28日にはドル高一服の局面で投機的な買いが入り、一時14.80ドル付近まで上昇、その後小反落し14.70ドル付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、13.90-14.80ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は111.10円付近でスタート。上旬はリスク回避の円買いや好調な米経済を受けたドル買いが交錯し、111円を挟んでもみ合う展開が続いた。5日にはブレグジットへの懸念が後退したことから、リスク回避の円買いが一服し111.80円付近までドル高に振れた。7日には米通商政策への警戒感などから、110.40円付近まで円高に振れる場面も見られたが、同日発表された米雇用統計の良好な結果を受けて、ドル円相場は111円台を回復した。中旬にかけては、新興国通貨安やブレグジットへの懸念が和らいだことなどから、円売りが優勢となり、ドル堅調地合いとなった。11日に111.60円付近までドル高に振れると、トルコ中銀による政策金利引き上げにより、トルコリラ安への懸念が後退したことから円売りが進み、14日には112.20円付近までドルが強含んだ。下旬にかけても、堅調な米経済などを背景にドル高基調が継続した。21日にはブレグジットに対する楽観的な見方からリスク選好ムードが広がり、ドル円相場は112.90円付近までドル高に振れた。さらに、26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエルFRB議長の会見で、好調な米経済への自信が示されたことから、ドル円相場は徐々にレンジを切り上げ、27日には113.50円付近まで上昇し、年初来高値を更新した。月末28日には好調な日本株を背景にリスクオン姿勢が強まり、円売りが加速、ドル円相場は113.70円付近まで上昇して9月の取引を終えた。月内レンジは、110.40-113.70円。