貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,315ドル付近でスタート。1日には米国債利回り反発を背景にドルが強含んだことから売りが優勢となり、1,305ドル付近まで大幅下落した。その後は為替相場を眺めて1,310ドルを挟んでもみ合いが続いたが、10日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったため、利上げペースが加速しないとの思惑から、金相場は1,320ドル台まで上昇、11日にはドル安を手掛かりに一時1,325ドル付近まで上伸した。然しながら14日に対主要通貨でドルが堅調に推移したことなどが圧迫要因となり1,320ドルを割り込むと、15日にはドル高と良好な米経済指標結果が相俟って、1,290ドル付近まで大幅続落となった。さらに21日にはムニューチン米財務長官が米中貿易摩擦について前進したと発言したことなどから、金相場は一時1,280ドル付近まで値を落とす場面も見られた。月末にかけては、これまでの下落を背景にドルが弱含んだことなどが好感され、金相場は若干値を戻す展開となった。24日には米国トランプ政権が米朝首脳会談の中止を発表したことから、安全資産需要が旺盛となり、1,305ドル付近まで上昇した。さらにイタリアの政局不安などを材料に、1,310ドル付近まで上昇する場面もあったが、良好な米経済指標結果を受けて小反落し、1,305ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは、1,280-1,325ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は905ドル付近でスタート。1日には対主要通貨でのドル高が圧迫要因となり、895ドル付近まで値を落とした。その後は、金相場の動向を眺めて910ドルを挟んで小幅な値動きが続いたが、10日発表された米経済指標が市場予想を下回ると、上昇した金相場につれて買いが優勢となり、一時930ドル付近まで上伸した。中旬にかけてはドル高などを背景に金相場が軟調に推移したことにつれて、プラチナ相場も弱含む展開となった。14日にドル高を受けて915ドル付近まで下落すると、15日には良好な米経済指標結果などを受けて大幅下落した金相場につれ安となり、890ドル台まで大幅続落となった。さらに18日にはドルが引き続き堅調に推移したことが重しとなり、一時880ドル付近まで値を落とす場面も見られた。下旬にかけては、これまでの下落を背景に買いが先行し、比較的堅調な推移となった。21日にドル安を手掛かりに、900ドル付近まで上昇すると、24日には米中首脳会談中止の発表を受けて上昇した金相場につれ高となり、915ドル付近まで値を伸ばした。月末にかけては良好な米経済指標などを受けて若干値を落とし、910ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは、880-930ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は16.40ドル付近でスタート。1日にはドル高を受けて下落した金相場につられて16.10ドル付近まで下落したが、金相場が堅調となったことを背景に銀相場も上昇基調となり、4日にはドル安進行を背景に16.50ドル付近まで反発。その後は小幅な値動きが続いたが10日には軟調な米経済指標結果を受けて利上げペースの加速観測が後退したことから銀相場は16.80ドル付近まで続伸した。中旬にかけては為替相場を眺めて金相場が軟調な推移となったことが圧迫材料となり、銀相場も地合いを弱める展開に。14日にドル高を背景に16.60ドル付近まで下落すると、15日には米国債利回り上昇を受けて、ドルが上伸したことから金相場が急落、銀相場も16.30ドル付近まで値を落とした。月後半にかけては金相場が反転したことなどがサポート材料となり、銀相場も値を戻す展開となった。21日にはドル安を受けて16.50ドル付近まで上昇、24日には米朝首脳会談中止の発表を受けて急反発した金相場につられて16.70ドル付近まで上伸した。月末にかけては良好な米経済指標結果などを受けて若干値を落とし、16.50ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは、16.10-16.80ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は109.30円付近でスタート。2日には良好な米国の主要経済指標を受けて、一時2月以来となる110.00円付近まで円安に振れたが、4日には米長期金利の低下を受けて108.70円付近まで下落した。その後ドル円相場は109円を挟んでもみ合う形となったが10日には米長期金利が上昇したことを受け、ドル円相場は再び110.00円付近まで買い戻された。その後インフレ期待がやや後退した事で米長期金利が弱含んだこともあり、14日には一時109円台前半まで円高に振れたが、15日には良好な米経済指標結果や米長期金利の動向を眺めてドル円相場はドル高基調となり110.50円付近まで上昇。18日にはイタリアの政局不安などからドルが対主要通貨で強含み、ドル円相場も111.10円付近までドル高に振れた。さらに21日にはムニューチン米財務長官の発言を受けて米中貿易戦争への懸念が和らいだことから、111.40円付近までドルが買われた。月末に向けては米朝関係や欧州の政局不安を巡る懸念から安全資産としての円買いが優勢となり、ドル円相場は円高基調となった。24日に米朝首脳会談中止の発表を受けて109円を割り込む場面も見られ、29日には、米株式市場の下落などを背景に、108.10円付近まで円高が進んだ。月末にかけては、イタリア政局を巡る懸念後退などから、リスク回避の円買いの流れが一服し、108.80円付近で5月の取引を終えた。月内レンジは、108.70-111.40円。