貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,320ドル付近でスタート。月上旬は北朝鮮情勢の緊迫化などを背景に金相場は強含む展開となった。1日に発表された8月米雇用統計が弱い内容であったことから1,330ドル付近まで上伸、更に5日にはドル安を受けて1,345ドル付近まで値を伸ばした。8日には、北朝鮮建国記念日を9日に控えた警戒感の高まりや、米国への大型ハリケーン襲来による同国経済に対する懸念などを背景に、金相場は買い優勢となり、節目の1,350ドルを突破した。中旬にかけては、ドルの上伸を背景に安全資産需要が減退し、金相場は弱含む展開となった。11日には、警戒されていた9日の北朝鮮建国記念日に軍事挑発行為が行われなかったことから、逃避需要が後退し、金相場は1,335ドル付近まで下落、13日には米国財務長官の発言を受けた税制改革への期待の高まりからドルが強含み、1,330ドルを割り込んだ。月後半にかけても堅調なドル相場を眺めて、金相場は大きく値を崩す展開となった。18日には、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて追加利上げ観測などからドルが上昇、金相場は1,310ドル付近まで大幅下落した。更に21日には、前日公表されたFOMCの内容を受けて、年内の利上げ観測が強まったことから、金相場は売りが先行し、節目の1,300ドルを割り込んだ。25日には、米国が北朝鮮に宣戦布告したとの北朝鮮外相による発言によって、安全資産需要から反発する場面も見られたものの、27日には米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言を受けてドル高が進み、金相場は1,280ドル台まで大幅下落した。月末にかけてもポジション調整から小幅続落し、1,280ドル付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、1,280-1,360ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は1,000ドル付近でスタート。月上旬は、独自材料が不足するなか、北朝鮮情勢の緊迫化を背景に上昇した金相場を眺めて、比較的堅調に推移した。1日には8月の米雇用統計が弱い内容であったことから、プラチナ相場は1,010ドル付近まで上昇。7日には欧州中央銀行(ECB)総裁が会見で量的金融緩和の縮小を示唆したことから、ドルが対ユーロで弱含み、プラチナ相場は一時1,020ドル台まで上昇する場面も見られた。中旬にかけては、軟化した金相場を背景にプラチナ相場も軟調な推移となった。11日には、北朝鮮をめぐる懸念や米国へ襲来した大型ハリケーンへの警戒感が後退したことから、下落した金相場に追随し、プラチナ相場は1,000ドルを割り込んだ。更に14日には米消費者物価指数が市場予想を上回ったことによる追加利上げ観測の高まりから、980ドル付近まで下落した。月後半にかけても金相場の下落などを背景に、プラチナ相場は大きく値を崩す展開となった。18日にドル高などを背景に960ドル付近まで下落すると、20日には945ドル付近まで続落、更に22日には米国の追加利上げ観測の高まりを背景に930ドル台前半まで値を落とした。月末にかけてもプラチナ相場は弱含みで推移し、26日に925ドル付近まで下落すると、29日には金相場の下落を背景にポジション調整の売りなどに値を落とし、915ドル付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、915-1,025ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は17.60ドル付近でスタート。月初めは安全資産需要から上昇した金相場につられて堅調な推移となった。1日には8月の米雇用統計が市場予想を下回り、追加利上げ観測が後退したことから、銀相場は17.80ドル付近まで上昇した。8日には、緊迫化する北朝鮮情勢や、米国への大型ハリケーン襲来による経済への影響が警戒されたことから、安全資産需要で上昇した金相場につれて、18.20ドル付近まで上伸した。中旬にかけては、下落した金相場を眺めて、徐々に値を切り崩す展開となった。11日には、9日の北朝鮮建国記念日に軍事挑発が行われなかったことから、下落した金相場につられて18ドルを割り込むと、ドル高を背景に売り姿勢が継続し、18日には17.20ドル付近まで値を落とした。月の後半にかけてもドル高などが圧迫材料となり、銀相場は弱含む展開となった。19、20日に実施された米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容を受けて、米追加利上げ観測が強まったことから21日には17ドルを割り込んだ。月末にかけても、銀相場は売り優勢の展開となり、27日には良好な米経済指標を受けたドル高が圧迫要因となり16.80ドル付近まで下落、29日にはポジション調整の売りなどにより16.70ドル付近まで下落して、9月の取引を終えた。月内レンジは、16.70-18.20ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は110円付近でスタート。月上旬は北朝鮮情勢への警戒感からリスク回避の円買いが進行した。4日に109.90円付近で推移していたドル円相場は、9日の北朝鮮建国記念日が近づくにつれ、徐々に円高が進み、8日には一時年初来安値となる107.30円付近まで円高に振れた。その後は、北朝鮮が軍事挑発を行わなかったことを受けて、リスク回避の動きが後退し、ドルの買い戻しが優勢となった。14日には、発表された米経済指標が良好な内容となったことから、ドル買いが優勢となり111円を突破した。月の後半にかけては、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から111円台で小動きとなったが、20日のFOMCで年内の追加利上げ観測が強まったため、ドル円相場は112.50円付近までドル高が進行、翌21日には112.70ドル付近まで買われた。25日には、北朝鮮外相が宣戦布告とみなすと発言したことを受け、111.50円付近まで円高が進行する場面が見られたものの、月末にかけてもドル円相場は堅調さを維持した。27日にはトランプ政権の税制改革への期待感から、113.30円付近までドル高が進行、29日には若干円が買い戻されて112.50円付近で9月の取引を終えた。月内レンジは、107.30-113.30円。