2015年5月のマーケット概況

2015年5月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,180ドル付近でスタート。1日は投機的な売りが優勢となり下落したが、4日にドル安を手掛かりに反発すると、翌5日には米国貿易統計が予想を上回る赤字増となったことからさらにドル安が進行し、金相場は1,200ドル付近まで上昇した。その後は1,190ドルを挟んでの推移となったが、13日に発表された米小売売上高が軟調な結果に終わると、同国の早期利上げ観測が後退し金需要が増進、節目の1,200ドルを突破し、1,218ドル付近まで上伸した。その後中旬にかけては軟調な米経済指標などを背景に金需要が高まり、1,230ドル付近まで値を伸ばしたが、19日に発表された米住宅指標が市場予想を大幅に上回ると、対ユーロで大幅なドル高が進行、金相場は急落し1,210ドルを割り込んだ。翌日には前日の急落の反動から小反発したものの、依然買い意欲に乏しく、22日には1,204ドル付近まで下落した。メモリアルデーの祝日明けの26日には、発表された一連の米経済指標が堅調な内容であったことを受けて同国の早期利上げ観測が強まったことを背景に金需要が減退し、金相場は1,185ドル付近まで大幅下落した。28日には直近の急落を受けて買い優勢の展開となり小幅反発、月末29日には、米商務省が発表した第1四半期の実質GDP改定値が下方修正されたことなどから、小幅ながら続伸し1,190ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは1,170-1,230ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は1,140ドル付近でスタート。月初は金相場の上昇を背景に1,150ドル台半ばまで上昇した。しかし、6日には軟調な米雇用指標の結果を受けて1,140ドル代前半まで下落、11日には金相場の下落などにつれて値を落とし1,130ドルを割り込んだ。中旬にかけては、金相場が上昇に転じたことを背景に値を伸ばす展開となり、13日には1,130ドル台を回復、15日には米経済指標の良好な結果を受けて1,170ドル付近まで上伸した。その後も上昇基調を維持し、18日には米国の早期利上げ後退観測などを手掛かりに1,180ドル手前まで上昇したが、19日には反落した金相場につれて利食い売りが優勢となり1,150ドル付近まで大幅下落した。その後は1,150ドル台で推移していたが、金相場が月末にかけて値を崩したことを受け、プラチナ相場も大きく売り込まれる展開となり、26日には1,120ドル台半ばまで下落、月末29日には1,112ドル付近まで下落し、5月の取引を終えた。月内レンジは1,110-1,180ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は16.15ドル付近でスタート。月初は上昇した金相場につれ高となり、16.60ドル付近まで上昇したが、その後は16.50ドル近辺でのレンジ相場となった。13日には金相場の上昇を背景に、投機筋と思われる大口のショートカバーなどで17.20ドル付近まで急騰した。その後、発表された米経済指標が軟調な結果となったことで同国早期利上げ観測が後退したことから、銀相場は上昇基調が継続し、18日には今月の高値となる17.80ドル付近まで上昇した。しかし、中旬から月末にかけては徐々に値を切り下げる展開となった。翌19日に、欧州中央銀行(ECB)理事のQE強化表明等を背景に下落した金相場につれて、17.00ドル付近まで急落すると、22日には、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が年内の利上げ開始を改めて示唆したことから、さらに値を落とし、16.75ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは16.00-17.80ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は119.40円付近でスタート。6日まで日本が休日だったため目立った値動きはなかったが、7日には米経済指標が市場予想を下回ったことから、119.20円付近まで下落したが、12日には再び120円台を回復した。13日に発表された米小売売上高が軟調な結果であったことからドル売りが優勢となり、一時119円を割り込んだが、19日に発表された米住宅指標が良好な内容であったため、ドル円相場は120.70円付近まで上昇した。その後も20日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて、米国の早期利上げ期待が高まりドル円相場は堅調に推移、22日には米CPIコア指数が市場予想を上回ったため、ドル買いが優勢となり、約2ヵ月ぶりの高値となる121.60円手前まで上昇した。月後半にかけては、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が年内利上げを示唆したことや堅調な米経済指標を受けてドル買いが加速し、28日には2002年12月以来の高値となる124.45円付近まで上昇した。29日には第1四半期の米実質GDP改定値が大幅に下方修正されたことなどを受けてドル安となり、124.10円付近で5月の取引を終えた。月内レンジは118.90-124.45円。