2015年8月のマーケット概況

2015年8月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,095ドル付近でスタート。月初は、米経済指標のまちまちな結果を受け、また米雇用統計の発表を控え、1,090ドルを挟んだレンジで推移した。10日、米連邦準備制度理事会(FRB)のフイッシャー副議長が同国の早期利上げに慎重な姿勢を示したことなどを背景に1,100ドルを上回った。11日から3日連続で、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を計4.5%切り下げたことを受け安全資産としての金需要が高まり、1,120ドル台まで続伸した。しかし、好調な米国の経済指標を受けてドルが買われたため、金相場は軟調となり1,110ドル台で推移した。19日、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表され、9月利上げの可能性を後退させる内容だったことを受けて金需要が増進。さらに、8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が6年半ぶりの低水準となるなど同国経済の減速懸念が拡大したことが後押しして1,165ドル付近まで続伸した。その後、米株式市場ダウ工業株30種平均が取引時間中過去最大の下げ幅を記録するなど、金需要が高まり急騰する場面も見られたが、25日に中国が株安対策として利下げを発表したことを受け、市場から過度のリスクが後退したという見方が広まり、一転金需要は減退し続落した。米経済指標が市場予想を上回る良好な結果であったことなども受け1,120ドル付近まで下落すると、ポジション調整と思われる買いが入り小反発し、1,135ドル付近で8月の取引を終えた。月内レンジは、1,080-1,170ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は980 ドル付近でスタート。実需の鍵となる中国経済指標の不調を受けて940ドル台まで下落。10日、米連邦準備制度理事会(FRB)のフイッシャー副議長が同国の早期利上げに慎重な姿勢を示したことなどを背景として金相場が上昇し、それにつられる形で990ドル付近まで回復した。その後、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を大幅に切り下げたことを背景とした金需要の続伸につられて1,000ドル付近まで続伸した。19日、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表され、9月利上げの可能性を後退させる内容だったことを受けて1,010ドル台まで上昇。その後1,035ドル付近まで上昇するも、中国の経済指標が低調だったことによる実需の後退懸念を背景に、24日には一時970ドル付近まで下落した。その後は世界的なリスク回避姿勢の後退や堅調な米経済指標の発表を受けて再び上昇。31日には原油先物相場が急伸したことなどの影響を受け小反落し、1,010ドル付近で8月の取引を終了した。月内レンジは、945-1,035ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は14.80ドル付近でスタート。月初は中国経済指標の不調などを受け、上値の重たい展開が続いた。10日、米連邦準備制度理事会(FRB)のフイッシャー副議長が同国の早期利上げに慎重な姿勢を示したことなどを背景として金相場が上昇し、それにつられる形で15.30ドル台まで上昇した。その後、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を大幅に切り下げることを背景とした金需要の続伸につられて15.60ドル付近まで続伸したが、損失確定の売りなどもあり15.20ドル台まで下落。19日、中国の株式市場で大幅な下落が記録されたことによる実需の後退懸念を背景に14.80ドル台まで急落。その後ドル安を背景に15.60ドル台まで上昇するも、中国の経済指標が低調だったことによる実需の後退懸念を背景に再び14.00ドル付近まで下落。その後は上値が重たい展開となり、14.60ドル付近で取引を終えた。月内レンジは、14.00-15.65ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は124.00円付近でスタート。米ISM非製造業総合景況指数の良好な結果や7日の米雇用統計発表を受け、一時125円にタッチするなどドル高・円安が進行したが、その後米株安などを背景に124円台前半まで円高に戻した。11日、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を大幅に切り下げたことを受け、円売り・ドル買いが優勢となり一時円安が進行したが、中国のドル売りが報道され、再び124円台前半まで円高に戻した。その後は強弱まちまちの米経済指標などを受け上げ下げはあったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録発表を控え様子見ムードであった。19日、7月の議事録が発表され、9月利上げの可能性を後退させる内容だったことを受けてドル売り円買いの流れとなり、123円台後半まで円高に進んだ。21日、8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が6年半ぶりの低水準となるなど同国経済の減速懸念が拡大したことが後押ししてリスク回避モードの円買いが進行し、さらに米国株価急落を受け、一時116.10円付近まで円高が進行した。25日には中国の利下げ発表を受け、世界的株安・リスク回避の円買いは一段落したが、概ね良好な米経済指標を受けてドル買い優勢の展開になり、121.30円付近で8月の取引を終えた。月内レンジは、116.10-125.20円。