豊島逸夫の手帖

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信用収縮とインドルピー安が頭を抑える展開

2011年12月9日

今朝の日経国際面の「ドル調達、緊張続く、欧州市場 銀行間金利が上昇」
6カ国協調ドル資金介入にも関わらず、欧州銀行の資金調達難=信用収縮が続いている。金よりキャッシュとばかりに、金も換金売りに晒される。
頼みのECB(欧州中央銀行)も0.25%の利下げはしてくれたが、期待していた国債買い取り=量的緩和には消極的発言のドラギ新総裁。
そして、インド。
ルピー安で、ルピー建て金価格は史上最高値圏。金の実需も盛り上がらず。同国の経済成長率も、13回連続利上げがボティーブローのように効いてきて、7%台を割り込んだ。先進国から見れば羨ましい数字だが、10億人を超える人口を養うには、厳しい経済成長率だ。

そして、いよいよユーロの存続を賭けたEU首脳会議開幕。
大袈裟だが、歴史に残る会議になる可能性はある。

金価格は急落したが、なんとか1700ドル台で持ちこたえている感じ。

さて、来週は関西からシンガポール出張と続く。
ジムロジャーズと今年4回目の対談。
2012年全マーケット展望。
筆者が今、一番気掛かりな数字。
それは、ガーラ湯沢スキー場の積雪量!
昨日までゼロ(涙)。
今日は、しばれるから、山は雪かな・・・。
気温33度のシンガポールから、マイナス3度のガーラへ直行したい♪

2011年