豊島逸夫の手帖

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金正日死去

2011年12月19日

先週末には、1590ドル台まで反発した金価格。投機筋の空売り買い戻し。典型的なショート・カバー・ラリーである。
実質クリスマス休暇入りの相場で、マーケットでの売買も超短期の売り買いばかり。
今朝(月曜日)には、北朝鮮から金正日死去の報が入ったが、これで朝鮮半島有事を連想して、金買いを入れるような状況ではない。
朝鮮半島や中近東関連の地政学的要因で、「有事の金」が買われるような時代ではなくなった。
最近は、もっぱら「経済有事」に反応している。
今後、もし伝統的な「有事の金」買いが起こるとすれば、イラン情勢か。イスラエルのイラン国内核関連施設空爆とか、イランによるホルムズ海峡封鎖などにより原油が急騰すると、金も連れ高になる可能性はある。しかし、その手の材料の影響は短命に終わろう。地政学的要因は、一過性になりがちだ。

さて、シンガポールから帰国。ガーラ湯沢へ直行♪
丁度、スキー場オープンに合わせたかのような豪雪。
一気に積雪1メートル。今年の相場と同じような急騰だ(笑)。
根雪まで溶けないことを祈る。
スキー場では、やっぱり肉食系になるね。ランチは、一年ぶりのガーラ名物"ジャンボ・カツカレー"をがっつり!
帰りの上越新幹線は、ガラガラ。3人席で爆睡。

2011年