豊島逸夫の手帖

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ハネムーン終わって・・・

2013年1月24日

日銀金融政策決定会合も終わって、急に、円安・株高のマーケットにも秋風が吹き始めた感じですねぇ。夢のようなハネムーン旅行から成田に帰り、さぁ、いよいよ現実に戻り新婚生活が始まるという時期なんでしょう。アベノミクスとのつきあいも「恋愛」から「共同生活」へ変わり、これからが本番です。
でも、まだまだ新らぶらぶモードは6月くらいまでは持ちそう。
日銀金融政策決定会合の後で円高に振れたといっても、88円台でしょう。86-87円になったって、ちょっと前の77円に比べればとんでもない円安です。
更に、120円の頃に比べれば、まだまだ円高局面を脱しきれず、ともいえます。
一言で円安・円高といっても、言ってる人が何を比較して「円が高い・安い」と表現しているのか、かなり曖昧なまま議論されているようにも思います。
私は88円だって、まだ長期的には円高局面だと思っているし、これから円安の本番が始まる「前座」だと見ています。
私はこれまで時々セミナーで、「自分はゴールドの人間だけど、個人的にはドルを買ってるよ。だって、基軸通貨として米ドル以外、ありえないし、『腐っても鯛』、米国経済のダイナミズムは強い。」として、相場が76円のときには、プロでも自分の運用はこんなもんだ、と失敗例として「僕は88円、86円、84円、82円、80円、78円、そして今76円、ずーっと、一貫して買い下がってまーす。でも、これは10-20年後を考えてのドル買いで、決してFXではありません。」と語りました。その時、会場に流れた雰囲気は「プロでも、こんな失敗するんだ。」という安心感のようなものでした。
それが、今や、大正解の結果に。
で、私は利益確定のドル売りに走るかといえば、もっとドルを買おうと思ってます。円は持ちたくない。生活資金としては必要量がありますけどね。

それで金プラチナはといえば、これはコツコツ買って、10-20年後に日本もどうなっているか分からないし、その不確定な時代に備えて、不確定さに強い貴金属を持ち続けます。上がる下がるの損得とは異次元の話です。財産の保険みたいなものです。
プロの立場として、相場展望を聞かれれば、「来年は下がるんじゃないの」と答えています。でも、下がったって底が知れてる。中国インドの下値買いはハンパじゃないですから。
ですから、立場上「相場予想」を語るとき弱気でも、本人はズッと持ち続ける気でいます。2-3年の相場動向など、人生の中のほんの短い一時期にすぎません。
「10年もすれば、3000ドルにはなると確信していればこそ、1-2年の相場の振れなどきにならない。そんなこと心配するのであれば、人生をもっと楽しむ時間に充てたい。もっとスキーしたい!!」、それが私の本音です。
今日は、軽く、本音を語ってみました。

2013年