豊島逸夫の手帖

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円安第二ラウンド

2013年3月8日

昨晩はドル円が95円をつける場面もあり、円安第二ラウンドのような様相になってきました。今回は、日本側のアベノミクスによる円売りというより、米国株価最高値更新により米経済の見通しが改善され、ドルが買われた結果の円安という流れです。
金プラチナ価格も円建てでは下がりにくい状況に変化なし。
金は1600ドル割れて1500ドル台で下がれば下がるほど、私は強気になります。

それにしても、金価格が、これほどまでに各国中央銀行の金融政策で動く例を、私は30年以上の相場生活で見たことがありません。
日米欧の中銀はいずれも基本的には緩和姿勢。これは金にとって上げ要因。しかし、米国FRBでは、緩和早期終了論者が増えて、それはそれで金下げ要因になる。"Don't fight FED. Don't fight BOJ. "(おかみには逆らうな)という市場の反応です。
この状況はしばらく続くでしょう。

さて、豊島逸夫事務所としては、慌ただしい日々が続いています。仕事もするけど、遊びもするから、忙しい(笑)。
仕事の中味を見ると、いつのまにか、貴金属関連は全体の3割程度になりました。あとは、経済一般に関する事が多いです。独立して確実に活動範囲は広がり、結構、楽しみながらやってます。
確定申告して分かったのは、経費使わなさすぎ(笑)。
要は、カラダひとつの仕事で、別に多額の経費がかからないのだよね。その分、税金にもっていかれるのが、なにか釈然としないけど。
それゆえ、健康維持には一番気を使ってます。インフルで講演当日キャンセルなんて洒落にもならないものね~。病気しないように体調維持することが、一番のプレッシャーといえばプレッシャーかな。だから、インフル大流行の時は、夜も殆ど人混みには出ないし。
今は、花粉対策で大変。テレビ本番中に、すーっと鼻水が出たりして、かっこ悪いったらありゃしない。かといって、花粉症用の薬飲みすぎると、喉がカラカラになって、昨日なんて講演中に声が一瞬出なくなって焦った。
遊びのほうは、あいかわらずスキー。半日スキーを今シーズン15回はやったかな。朝一でガーラ行って、昼には東京の事務所に戻り、夜まで仕事、というパターン。疲れるでしょ、と聞かれるけど、実は、このほうがカラダの循環は良いので体調も良いのだ。スキー場に花粉はないのも最高!
食べる方は、最近、スイーツより鮨のほうに凝ってます。これも奥が深いね。

2013年