豊島逸夫の手帖

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ジム・ロジャーズとお鮨

2013年7月19日

今週来日したジム・ロジャーズを滞在中の都内ホテルに訪ね、一緒にお鮨食べてきました。ウナギはないのか、(彼はウナギが大好物)、というのでアナゴを食べさせたら、えらく気に入って、ANAGOなんてメモしてましたね。
外資系金融機関の招待で、新装されたパレスホテル22階のスイートルーム。バルコニーつきで、皇居も大手町のビル街も一望。

1447.jpg勿論雑談だけではなく、金価格の話もしました。
2年半で8回対談していますが、金暴落後に会うのは初めてです。
そこで、彼の相場観は、彼の言葉でいうと、
「1100ドルになったら、念のため、買っておくよ。1000ドルになったら、買う。それ以下になったら、もっと買う。」
ということでした。
彼は、金大好き人間なので、金を買いたいわけですが、価格には慎重ですね。
ジム・ロジャーズというとヘッジファンドのイメージが強いですが、実は超長期投資派。買う金の全ては4歳と8歳の娘(孫ではない)の将来のため、と明言しています。
彼は、1年半まえから、金は1200ドルを割り込むと語ってきたので、当たっています。
但し、彼が語っているのはドル建ての価格なので、円安傾向の円建て金価格となると、下げに為替のブレーキがかかるでしょうね。
次回彼に会うのは9月のニューヨークです。

2013年