豊島逸夫の手帖

Page1791 イエレン議会証言で株も金も同時高

2015年2月25日

米利上げ時期は、最速6月。しかし、インフレ期待が目標2%方向へ高まり、国内雇用・住宅指標が持続的改善路線に乗り、「海外要因」も安定化に向かうには、少なくとも9月までかかるのではないか。
総じてNY市場が、イエレン議会証言から得た感触である。

量的緩和は終了したが、引き締めへの転換まではまだ時間がかかる。その間、FRBの金融政策は実質的に「緩和継続」ということになる。
市場にとって、このポイントは重要だ。
先進国も新興国も量的緩和や利下げの「緩和競争」に走るなかで、米国だけが、引き締め(利上げ)に向かうことのリスクを市場は最も懸念している。マネーが米国以外の市場から引き揚げられる「米国一極集中回帰現象」である。

しかし、イエレン議会証言により、少なくとも2015年1~6月は、米国も「緩和競争」から抜ける可能性がほぼ無くなったことが確認できた。
これは高値更新を続ける日本の株式市場へも、海外の流動性が流入する市場環境が、今年前半は継続することを意味する。
イベントリスクとしてのギリシャも、4ヶ月間の執行猶予期間を得た。原油安もマクロ経済全体で見ればプラスであることをイエレン議長は再確認した。

更に、海外マネーも、日本株について、日銀・GPIFの下支え効果を強く認識している。不透明性が蔓延する世界の市場の中では、得難い安定感である。
欧州中央銀行(ECB)量的緩和を材料にした欧州株買いが一巡したところで、日本株シフトの兆しが見え始めたタイミングでのイエレン議会証言。
期せずして、イエレン議長は日本株の後押しをしたことになる。

金価格も1200ドル割れていたのが1208ドルまで回復。
プラチナも10ドルほど上がって1170ドル台。
株も金も同時高の流動性相場だ。
高値圏の株に対するヘッジ買いの意味もあろう。

今晩は9時から日経CNBC、ニュース・コア・ワイド30分拡大版、生出演。イエレン・ギリシャ・原油と話題は盛り沢山。30分以内におさめるのが大変。
その前に、夕方は朝日新聞の対談。相手はホラン千秋さんとかいう女性(のはず。世事に疎くてよく知らない。知ってる? 笑)

昨晩は夜11時にBSジャパン生出演終わって、腹減って、たこやきをたらふく食べた。もういい加減に眠かったけど、帰宅したら、すぐにイエレン議会証言のネット中継が始まったので、結局夜2時近くまで見ていた。でも、68歳の女性が、議員の大男に囲まれ、3時間近く、次々に繰り出される質問に答える姿は凄かった。このおばさま、やはり、ただものではない!

ところで、モニター画面に映る自分の顔がどうも歪んで見えるので、あれ、と思ったら、なんと、眼鏡が曲がっていた。(写真)。スキーだよ。スキーでぶつかったときに、曲がったのだよ。一昨日から、どうも、視界が歪んだ感じがつきまとっていたけど、まさか、眼鏡が衝撃で曲がっていたとは。至急なんとかせねば。とはいえ、今日は時間もないし。こりゃ、参ったね~~~。

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