豊島逸夫の手帖

Page1938 シリア混迷

2015年10月9日

昨晩は、カスピ海からシリアに向けて発射されたロシア軍巡航ミサイルが、巡航せずに、イラン領内に墜落との情報が、原油買いを誘発して、一時50ドル超えの局面があった。

シリアへのロシア軍空爆は由々しき事態で、悪化の一途を辿っている。

イスラム国撲滅という錦の御旗のもとで、反アサド勢力撲滅を狙った攻撃であることは明白。

シリアを本格的に掌握するためには、いずれ陸軍投入不可避との見方もある。

反アサド体制派が弱体化すれば、イスラム国壊滅を最優先する欧米側は、アサド政権と短期的にせよ共同戦線を張る結果になるかもしれない。

いっぽう、反アサド体制派内も団結力は脆弱で、まとまりに欠く。

しかし、ロシアの反体制派攻撃が更に強まれば、ロシアという共通の敵のもとに、暫時手を組む可能性もある。

ロシアがどこまでシリアに軍事介入を続けるか、に関しても不透明な点が多い。

ウクライナ問題で国際的に孤立しているロシア。シリア介入で、更に孤立が強まれば、さすがに、手を緩めて、若干なりとも妥協の姿勢を示すかもしれない。ロシア経済も極めて厳しい状況なので、経済制裁にどこまで耐えうるか。限界があるのだ。

足元で最大の問題は、ロシアの空爆により、更に多くのシリア国民が海外に逃げ難民化するシナリオだ。

人口2200万人のなかで、既に400万人が難民化しているといわれる。それが、加速度的に増えてゆく可能性がある。

話は変わって、元GFMSのCEOで友人のポール・ウォーカーが、なんとイスタンブールに移住していたことが判明。パートナーの女性が、トルコテレビ局のキャスターになったので、一緒に移ったとのことだった。再来週にトルコへ難民視察に行くので,再会が楽しみ。仕事面では、ロンドン市場で、新たな金売買のプラットフォーム創設に手を貸しているらしく、現業界から、反発を喰っている様子。金取引の場も大きく変化しつつあるね。

さて、今日の旨い物写真は、パレスホテルのケーキ。どれにしようかウジウジ迷って、ビターなチョコレートケーキにした(笑)。





そして、ポルチーニ・フィーバーが続き、ナスとサンマとポルチーニのグラタン。魚のグリルにも、ポルチーニ・ソース。



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