豊島逸夫の手帖

Page2540 イラン核合意、廃棄に揺れる

2018年5月1日

昨晩日本時間午前2時からイスラエルのネタニヤフ首相が「重大発表」として記者会見を開催。イラン国内の膨大な核開発データ・資料を入手したとして詳しい説明会見を行った。「イランは嘘つき」と大きく書かれた背景で証拠写真を見せながらプレゼンテーション。

原油市場は事前に重大発表ということで既に急騰中。NYダウは前日比200ドル近く上げていたがマイナス圏に沈んだ。円は一時買われ、109.4円から109.1円と円高に振れる局面もあった。

金は上がるかと思われたが逆に下落。同日発表されたインフレ率(FRBが最も重視するPCE)が年率2%、コアで1.9%まで上昇したことで4回利上げ観測が強まり、ドルインデックスが上昇したことに反応した。1310~20ドル台で推移。

このイラン情勢緊迫は要注意。時あたかも北朝鮮を極秘訪問していたポンペイオ新国務長官が今週は中東歴訪中。トランプ政権も北朝鮮・イランの二面作戦は容易ではなかろう。

安倍首相も中東訪問中だが、イランとは密接な経済関係があるのでこの時期にイラン訪問は見送った。

トランプ政権の軸足は北朝鮮からイランにシフトする兆し。

半島情勢はそこそこで切り上げ、イラン・ロシアに対峙する流れか。

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