豊島逸夫の手帖

Page2639 円安と「ガイコクジン買い」にはご用心

2018年9月28日

今日は為替と株の話。

113円台に円安進行。

今114円を超える円安になると「警戒水域」入り。日米本格通商交渉がこれから始まる時に円安が進行すると「為替条項」をちらつかせる格好の口実になりかねない。トランプ大統領の牽制ツイートもあり得る。

日本株が円安を歓迎して、日経平均24000円台まで上昇。

日本では「外国人日本株買いヒートアップ」の如き報道が目立つが、欧米市場で日本株は殆ど話題になっていない。

例えばFTが米国株と米国を除く世界株価のバリュエーションを比較して、割高の米国株から割安の他国株へのローテーション顕在化の記事を載せた。そこではまず欧州株、次に新興国株が受け皿とされるが日本株への言及はない。

日本株はアジア株の範疇に入れられることもあるし、アジア(除く日本)という括りで別扱いされることもある。まだまだ外国人にとって日本株はエキゾチックな投資対象だ。


試みに経常的にSNSで繋がっているファンドたちに、最近日本株を買ったか聞いてみたが答えはゼロだった。日本株が話題になっているかと尋ねても答えはノーであった。かなり温度差がある。

実態は一部のCTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザー)たちがこれまでの日本株売りポジションを買い戻したということだ。

超短期筋の空中戦ゆえ所詮はゼロサムゲームだ。外国人買いを黒船襲来の如く囃し、日本人個人投資家が出遅れまいと買い急ぐのは危険である。

今後の外国人買いの展開シナリオとしては、中期運用のマクロ系ヘッジファンドによる日本株買いに期待したい。彼らは企業業績を丁寧に調べ上げじっくり買ってくる。納得すれば日経平均23000円でも24000円でも日本株のアロケーションを増やす。

日本株アンダーウエイトからニュートラル程度に引き上げることは十分に考えられる。

個人投資家としては外国人買いに一喜一憂せず、オーソドックスに銘柄選定を進めるべきだろう。海外投資家の先物買いで相場水準が上がれば、それはボーナスと考えあくまでコツコツ、マイペースを貫くべきだ。逆に外国人売りで下がってしまっても慌てて余計な売買に走ることが最も危険である。

今日の写真は週末に採った山栗とキノコ「ししたけ」。山栗は小ぶりだけど旨い。皮むきが大変だけど。軍手を持たずに行ったのでチクチク痛い目に合いながらの栗狩り。そして珍しい立派なししたけ。キノコ狩りは名人同伴でないと素人だけでは毒か否か見分けられず危険。名人所有の山に入り、これだけ立派なししたけを名人が採ってくれた~~。早速持ち帰り自宅で素焼き、そしてパスタの具に。秋を満喫だよ~~。そう言えば自由が丘マガーリから、そろそろポルチーニの季節との連絡あったな~~。楽しみ。



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